3次元スキャナの導入(密閉型のレーザー形状計測装置)

田中ゼミでは、また新たに3次元形状計測装置を導入しました。

本年度、これまで開放型の形状計測システムを2セット導入しましたが、それらはこちらこちらの記事をご覧ください。  

今回は小型の物体を精密に計測するために密閉型のシステムを導入しました。

こちらはその形状計測機の外観です。

100908-3dscan.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このシステムでは計測物体を計測機の内部に入れて計測するため外界の影響が少なくなり、計測精度が向上します。

また全自動で全方位から形状を計測できますので、「高精度」かつ「作業の労力が大幅に軽減」して形状計測が可能となります。

100908obj.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、その後の形状合成の処理が少し大変です。

大変高機能なソフトウェアが付属しており、それを使いこなすために少々練習が必要です。

こちらは田中ゼミの学生がマニュアルを見ながら計測した形状を処理(練習)している様子です。

100908renshu.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【このシステムの利用目的】

このシステムは、主に美術品や文化財のデジタルアーカイブに使用することを目的としています。

特に小型の美術品の形状を高精度に計測します。

 

 

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(番外編)誕生日を祝う(手作りカレーで誕生会 in 研究室)

先日の記事の続きです。

今日の記事は、楽しく華やかな誕生会の横で繰り広げられた良く分からないサイドストーリーをまとめてみました。

 

楽しく進められている誕生会ですが...

100907drink.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【作り過ぎたマッシュポテト】

明らかな計画ミスにより尋常ではない量のマッシュポテトが出来てしまいました。これをどうするんだ、という話になったのですが...

 

ポテトの鍋を覗き込む本日主役のUYさん

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ほらほら、皿をよこしなさい。 UYさん「...」

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さらに別のところに反撃が...

UYさん「ポテト食べますか?」、Sさん「えっ?...」

100907poteto01.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ブロックアート】

こちらは横でせっせとブロックで何やら作られています。

100907block.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ペットボトルのシール集め】

Aちゃんは、最近ドリンクのシールを集めて懸賞への応募にはまっています。

パーティの飲み物のシールまでせっせと集めています。

これまでの戦利品(懸賞で当たった景品)の数々は凄いです。

100907pet.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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誕生日を祝う(手作りカレーで誕生会 in 研究室)

田中ゼミのGZ君とOB兼職員のUYさんの誕生日が近いということで、二人の誕生会を行いました。

今回はnunidesign(長野大学のデザインサークル)と田中ゼミ合同で誕生会を開催しました。
会場はnunidesignの研究室を提供していただきました。

まずは研究室の飾り付けです。こちらも手作りの輪っかで普段は殺風景な研究室を飾り付けます。
100906kazari.JPG



















まずは料理を作るSさんです。料理はnunidesignの全員で作りましたが、綺麗に写っている写真がなかったので、Sさんが代表して登場です。
100906ryori.JPG



















こちらが作りかけのカレーです。この時点で既に美味しそうです。
しかし、この量はけっこう凄いです。
100906nabe.JPG




















料理全体は、このとおり。
いかがでしょう? なかなか豪勢な料理になったでしょ?
100906ryori02.JPG



















カレーを盛り付けるSK君です。カレーがコボれています。
100906morituke.JPG






























こちらはご飯をバンバン盛り付けているFさんです。
ちょっとペースが速いんではないでしょうか?
100906morituke02.JPG






























カレーが次々と盛り付けられていきます。
この時点でカレーの匂いが凄いです。
100906morituke03.JPG




















さて! いよいよ主役の二人の入場です! 男二人ですが...
100906enter.JPG



















二人の前途を祝してクラッカーが鳴り響き、ロウソクを立てたカレーを持って二人の入場です!
えっ... カレーにロウソクですか?... 古今なかなか例を見ない光景です。
こちらがそのアップです。
100906rosoku.JPG

















誕生会もスタートです! 主役の二人を囲んで楽しく会話も始まりました。
100906kaiwa02.JPG




















さて、宴もたけなわになってきて、カレーも美味しくいただいております。
100906curry-umai.JPG




















サラダもうまいっ!
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会話も弾むっ!
100906kaiwa.JPG





















カレーも完食です。 ご馳走さまでした!
100906kanshoku.JPG



















デザートは、桃!
ものすごく甘い桃でした。
100906momo.JPG



















nunidesign の皆様、今回はこのような盛大な誕生会を催していただきまして、
まことにありがとうございました。


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Ubuntu の OpenGLの速度の問題(他のOSとの画像生成の速度比較)

田中ゼミではUbuntu Linuxで開発環境を構築しているというご報告を、ここここ等で何回かさせていただいておりますが、まだ、Linux上での完全な開発環境が整っていません。

※【2011年12月30日に、この記事の続きを書きましたので、そちらも参考にして下さい】 

田中ゼミでは、GPUと呼ばれるグラフィックスハードウェアを用いて3DCGを生成しています。
ここでは主にOpenGLと呼ばれるグラフィックスAPIを用いてリアルタイムに画像生成しています。また、その時の画像の品質を向上させるためにGLSLと呼ばれるシェーディング言語を用いています。

現時点での最大の問題は、このOpenGLの画像生成(レンダリング)速度が、Ubuntuでは、なぜか非常に遅いということが分かったことです。
困ったことに、この部分を解決しなければ Ubuntuを使っていくことができません。

主に速度を検証したのは、以下のような構成のシステムです。
(この他にもIntel Core i7のPCでも調べましたが、CPU等の影響はあまり受けず、ほぼ同様な結果となっています)

【システム構成】
CPU: Intel Core2Quad 9550S
メモリ: 8GB
OS:
 FreeBSD 8.1-stable 64bit ( NVIDIA ドライババージョン 256.53)
 MS-Windows 7 Pro 64bit ( NVIDIA ドライババージョン 258.96)
 Ubuntu 10.04LTS 64bit ( NVIDIA ドライババージョン 256.53)

※1. いずれもメーカ提供の最新ドライバをインストールしておりますが、Windowsだけドライバのバージョンが異なります。
※2. 一応,テストの段階でUbuntu(Linux), FreeBSDともに異なるバージョン(256.44 や 256.40)のドライバも試しましたが同様な結果となりました。


1. 肌の3DCG レンダリング速度

最初に田中ゼミで開発中の「肌の3DCG再現システム」で画像生成速度を調べてみました。
速度比較の実験では、3回計測したレンダリング速度(FPS)の平均値を結果としました。
100905kao.jpg























【肌の3DCGの画像生成速度の測定結果】

[FreeBSD, Windowsの場合]

  • GeForce 9800GT(GE): 34.3FPS程度
  • GeForce 9600GT:        30.1FPS程度
[Ubuntu 10.04LTS の場合】
  • GeForce 9800GT(GE):  6.1FPS程度
  • GeForce 9600GT:    5.3FPS程度

FPSは、数値が大きい方が高速であることを意味します。


2. 不均質誘電体(プラスチック、ペイント等...)のレンダリング速度

こちらも同様に田中ゼミで開発しているソフトウェアですが、「周囲環境を考慮してプラスチック物体などを3DCGで再現するシステム」で画像生成速度を比較してみました。
100905neko-ueda.jpg 





















【不均質誘電体の3DCGの画像生成速度の測定結果】

[FreeBSD, Windowsの場合]

  • GeForce 9800GT(GE): 31.4FPS程度
  • GeForce 9600GT:        26.9FPS程度
[Ubuntu 10.04LTS の場合】
  • GeForce 9800GT(GE):  5.9FPS程度
  • GeForce 9600GT :      5.1FPS程度

※参考( Core i7を搭載した別のPCで計測した結果)
[FreeBSD, Windowsの場合]
  • GeForce GTX 480: 150.0FPS程度
[Ubuntu 10.04LTS の場合】
  • GeForce GTX 480:  6.3FPS程度
 こちらのデータでは、CPUやGPUをアップグレードしても速度が向上していないことがわかります。Ubuntu は、他のOSと比較して速度が1/20しか出ていません。

FPSは、数値が大きい方が高速であることを意味します。


3. レイトレーシングのレンダリング速度(GLSLを用いたGPGPU処理)

こちらも田中ゼミで開発しているソフトウェアですが「レイトレーシングシステム」で画像生成速度を調べてみました。こちらはGLSLをGPGPU風に使って、多重反射や透過を3DCGで再現できるシステムです。
プラスチックの材質を設定した3つの球と緑色の板を3DCGで再現しています。
100925raytrace.jpg




















【レイトレーシングの画像生成速度の測定結果】
[FreeBSD, Windowsの場合]

  • GeForce 9800GT(GE): 11.2FPS程度
  • GeForce 9600GT:        9.8FPS程度
[Ubuntu 10.04LTS の場合】
  • GeForce 9800GT(GE):  9.1FPS程度
  • GeForce 9600GT:         7.7FPS程度
こちらの結果からは、それほど極端な速度低下はありませんが、それでもやはり若干の速度の低下があるようです。

FPSは、数値が大きい方が高速であることを意味します。


4. とりあえず、現時点でのまとめ

UbuntuのOpenGLの速度が低下している原因は、現時点ではまだ判明していません。
速度の計測結果に関しては、何度も計測や設定の確認をしており、CPUやマザーボード等が異なる条件の複数のPC(3台)でも同様な結果を得ていることから、計測のミスということはないと思います。
また、レンダリング時の結果を見てもUbuntuでは明らかにカクカクとコマ落ちしているのが分かります。

まだ田中ゼミではUbuntu Linuxの設定等で不慣れな面がありますので、何か「しなければならない設定」をしていないのか、あるいは、「してはいけない設定」をしてしまっている可能性もあります。

これからその原因を追求していかなければなりません。

とりあえず、現時点では速度低下の原因を追求している段階で以下の点の設定や確認は行いましたが、効果はありませんでした。
  • 標準で搭載されているフリーのnvidiaドライバである nouveau とのコンフリクトの回避
  • 3Dデスクトップの設定の無効化
  • Sync to VBlank を有効化したり無効化したりして、それぞれで速度検証
  • ドライバのバージョンを変更しての動作確認


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Ubuntu Linux の プロキシの設定(apt やら Synapticでのproxy設定)

田中ゼミの学生用研究室では、httpやftp等の外部アクセス対しては基本的に プロキシ(proxy)経由でなければなりません。
本日の記事は、ここの記事でハマったトラブルの一部についてご報告です。

Ubuntu Linuxの設定をしているM先輩です。
100901linux.JPG




















最近のOSでは、アプリのインストールやシステムのアップデートは、ネットワーク経由で行うため
外部に接続するためには、このプロキシ設定をしなければならないことがあります。

現在、田中ゼミでは Ubuntu Linux を試験的に運用しているのですが、今回は、このプロキシの設定でハマりました。
Ubuntu では、ソフトウェアのインストールには apt やそれをGUIで使うSynapticというシステムを使うのですが、このシステムのネットワーク設定がなかなかうまくいきませんでした。

たとえば flashplugin-installer というソフトウェアをインストールしようとすると
以下のようなエラーメッセージが出て、http://archive.canonical.com へのアクセスに失敗します。

--- ここから(エラーメッセージのlog) ---
パッケージを事前設定しています ...
未選択パッケージ flashplugin-installer を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 174562 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(.../flashplugin-installer_10.1.82.76ubuntu0.10.04.2_amd64.deb から) flashplugin-installer を展開しています...
flashplugin-installer (10.1.82.76ubuntu0.10.04.2) を設定しています ...
Downloading...
--2010-09-01 17:38:42--  http://archive.canonical.com/pool/partner/a/adobe-flashplugin/adobe-flashplugin_10.1.82.76.orig.tar.gz
archive.canonical.com をDNSに問いあわせています... 91.189.88.33
archive.canonical.com|91.189.88.33|:80 に接続しています... 失敗しました: Connection timed out.
再試行しています。
--- ここまで ---

エラーメッセージ
trouble.jpg





























以下は田中ゼミの学生が苦闘した様子です。

【対策1. gnomeのメニューから「ネットワーク・プロキシの設定」 (失敗)】


最初は gnome のメニューから「プロキシ」の設定をしましたが、効果がありませんでした。
ここにプロキシ設定をすると、以下のようなプロキシ関連の環境変数が設定されるようです。

http_proxy  "http://プロキシサーバ:ポート番号"


【対策2. 環境変数の設定 (失敗)】

次に /etc/profile に以下のような行を追加して、bash の方で環境変数を設定しました。

export http_proxy="http://プロキシサーバ:ポート番号"
export ftp_proxy="http://プロキシサーバ:ポート番号"

を設定しましたが apt の方では一部うまくいくようになりましたが、
http://archive.canonical.comに対しては、効果なし。


【対策3. /etc/apt/apt.conf の設定 (失敗)】



次に、/etc/apt/apt.conf でプロキシの設定をしましたが、こちらも効果なし。


【対策4. wget の設定 (成功!!)


最後に /etc/wgetrc にプロキシの設定を書き込むと、今度はやっとうまくいきました。
どうやら、Synaptic 等は プロキシに関しては wgetrc という設定ファイルしか見ていないようです。


/etc/wgetrc の設定内容

--- ここから ---

https_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/
http_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/
ftp_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/

use_proxy = on


--- ここまで ---


こちらがwgetrcに設定を書き込んでいる様子です。設定はテキストエディタ(vi)でテキストコードとして入力します。※以下の画像で長野大学のサーバ情報を書き込んでいる部分は画像処理でボカし処理をしています。
100901term.jpg






















これが、その成功した結果(処理完了のメッセージ)となります。

Download done.
Flash Plugin installed.

完了のメッセージが眩しいです!
100901finished.jpg














これで何とか、Ubuntu Linux で無事にネットワーク経由でソフトウェアのインストールやらアップデートができるようになりました。

しかし、まだいくつかの問題が残っています。
それらも解決していかなければならないのですが、それらも次回以降の記事で
ご報告させていただきたいと思います。

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