田中ゼミで開発している技術(3DCGの色再現技術の概要)

田中ゼミでは,3DCGで実際の物体を再現する技術を開発しています.

特に長野県坂城町の日本刀をはじめ様々な美術品を3DCGで再現する

研究を進めています.

 

このとき大きな問題となるのが,実物と再現したCGがどこまでそっくりなのか

ということです.

せっかく3DCG再現をしても,それが実物と似ていなければ意味がありません.

 

みなさんは,何かを写真に撮って,その写真と実物の色の違いが

気になったことはないでしょうか?

実際に並べて比較してみるとその色が実物と全然違うことに気づくと

思います.

実は色がきっちり合っている写真ってほとんどありません.

 

【写真と実物との色の違い】

下の画像を見て下さい.同じ猫の置物を撮影した写真ですが,

A社のカメラとB社のカメラでは撮影した猫の色が違うことが分かります. hikaku.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういった色の違いをなくすためのソフトウェア開発が田中ゼミの目標の

一つです.

けっこう簡単なようですがじつはけっこう大変な技術が必要となります.

 

【田中法博ゼミで開発している技術で実物を3DCG再現した結果】

まずその現在までの成果を見て下さい.

下の写真は,カラーチャート(色票)を3DCGで再現している様子です.

けっこう近い色で再現できていることが分かるでしょうか?

fig10.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次は先程の猫の置物を3DCGで再現してみました.

さっきの写真よりも高い再現精度を持っていることが

わかるでしょうか?

田中ゼミではこのように様々な物体を実物そっくりの3DCGで再現していく

技術を開発しています.

neko.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このブログ記事について

このページは、田中法博ゼミナールが2010年6月13日 17:10に書いたブログ記事です。

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