デジタルコスメ班は化粧品や肌の3DCG再現を行っているのですが、
先日、秘密兵器として3次元形状計測機を購入しました。
しかしながら、標準のレッドラインレーザーでは十分な計測精度が得られませんでした。
そこで先日、計測系の精度を向上させるためにちょっと奮発してグリーンラインレーザーを
購入しました。
これで少しは肌の計測精度が向上するはずです。
しかし、新しい計測機では、なかなか人体の形状計測がうまくいかず、肌の表面が
ボコボコになってまるでゾンビかミイラのような再現CGになってしまいます。
明日は長野大学のオープンキャンパスの出し物としてデジタルコスメ班が
肌の3DCG再現のデモンストレーションをやろうというものですが
なかなか難しい状況になりました。
さて、本日の田中ゼミでは、極めて無茶な実験が進められています。
今回はデジタルコスメ班の2年生のIS君が実験台です。
非情な先輩たちから様々な指示が出されて、かなり無理な姿勢で
肌(人体の形状)の計測を行っています。
傍から見ていると、計測機の怪しさも加わって、
極めて非人道的な人体実験が行われているように見えます。
彼らの体をはった努力も虚しく、なかなか高精度な人間の形状計測ができませんでした。
そこで、精度を向上させるために、いろいろ改善策が練られたのですが、
まずカメラのノイズが原因なんじゃないかと疑われたので、
カメラ系を高精度のものに変えてみました。
強引に大型の業務用テレビカメラを接続してみました。
天下のSonyの業務用カメラなので、性能的には申し分ないでしょう。
たとえ、トイレットペーパーの上に置かれていても... えっ? トイレットペーパー?
世の中広しといえども、トイレットペーパーの上にSonyの業務用テレビカメラが置かれることはないでしょう。
さすがは田中ゼミです。利用できるものは何でも利用します。
気を取り直して、新しいシステムで3次元形状の計測を再開。
今度は実験台が3年生のM君になりました。
M君は昨日名古屋に日帰りで学会発表に行って来て疲れているはずですが
なぜか実験に加わっています。
うーん、それでもまだもう少し改善の余地はあるようです。
M君談「グリーンレーザーが眩しかったっす」
※同様の実験をされる方へ、レーザー光線は目には危険なので、直接レーザー光を見ないようにして下さい。
田中ゼミでは、レーザー光が直接目に入らないように常時細心の注意を払っています。
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