環境教育の最近のブログ記事
昨年度に引き続き、今年度も地域の小学生にサケ卵・稚魚を飼育
してもらうことになりました。今回は、上田市の南小学校の4年生の
みんなが、飼育を担当します。
2012年12月17日に、サケの受精卵を飼育水槽に入れました。
廊下に設置した飼育水槽内の水温は、この日は7℃。これから
ますます寒くなると思われますので、昨年の反省を活かし(昨年
に飼育を担当してくれた立科小では、水槽の水が凍ってしまい
ましたので・・・)、ヒーターの準備もしておきました。
千曲川に沈めたサケ卵と同様に、こちらも来年の1月中頃には
ふ化すると思います。
サケの受精卵を初めて見る(イクラは見たことがあるのではないかと
思うのですが)子どもたちは大興奮でした。感想を尋ねると、
「かわいい!」「動いてる!」など大変刺激を受けた様子。また、
「なぜサケは水温が高くなると弱るの?」「サケは何を食べてるの?」
などいろんな質問が飛び出しました。
また、今年は私の研究室でもサケ卵・稚魚を育てることにしました。
こちらの模様も定期的にこのブログで報告しようと思います。
昨年度、サケ稚魚飼育用にマニュアルを作成しました。小学生向けのものと、
教員向けのものの2パターンがあります。教員向けのマニュアルには、子ども
たちに投げかけると楽しいと思う質問をいくつか記しました。学校の理科教育
や環境教育の授業にお役立て下さい。
「小学生用マニュアル」のダウンロードはこちらから。
「教員用マニュアル」のダウンロードはこちらから。
■南小学校の飼育水槽内に入れたサケの受精卵。うまく育ってくれることを
願っています!
■私の研究室で飼育中の受精卵です。すでに発眼しています。
してもらうことになりました。今回は、上田市の南小学校の4年生の
みんなが、飼育を担当します。
2012年12月17日に、サケの受精卵を飼育水槽に入れました。
廊下に設置した飼育水槽内の水温は、この日は7℃。これから
ますます寒くなると思われますので、昨年の反省を活かし(昨年
に飼育を担当してくれた立科小では、水槽の水が凍ってしまい
ましたので・・・)、ヒーターの準備もしておきました。
千曲川に沈めたサケ卵と同様に、こちらも来年の1月中頃には
ふ化すると思います。
サケの受精卵を初めて見る(イクラは見たことがあるのではないかと
思うのですが)子どもたちは大興奮でした。感想を尋ねると、
「かわいい!」「動いてる!」など大変刺激を受けた様子。また、
「なぜサケは水温が高くなると弱るの?」「サケは何を食べてるの?」
などいろんな質問が飛び出しました。
また、今年は私の研究室でもサケ卵・稚魚を育てることにしました。
こちらの模様も定期的にこのブログで報告しようと思います。
昨年度、サケ稚魚飼育用にマニュアルを作成しました。小学生向けのものと、
教員向けのものの2パターンがあります。教員向けのマニュアルには、子ども
たちに投げかけると楽しいと思う質問をいくつか記しました。学校の理科教育
や環境教育の授業にお役立て下さい。
「小学生用マニュアル」のダウンロードはこちらから。
「教員用マニュアル」のダウンロードはこちらから。
■南小学校の飼育水槽内に入れたサケの受精卵。うまく育ってくれることを
願っています!
■私の研究室で飼育中の受精卵です。すでに発眼しています。
昨年度に引き続き、今年も地域の小学生たちと一緒にサケの卵・稚魚の飼育と
千曲川への放流を行うことになりました。特にプロジェクト名は付けていないの
ですが、とりあえず「サケを育てよう」プロジェクトと仮称しておこうと思います。
この「サケを育てよう」プロジェクトの一環として、2012年12月16日に、
千曲川でサケの受精卵を河床に埋める作業を、ゼミ生や魚部の学生たちと
一緒に行いました。昨年度に小学校でのサケ卵・稚魚飼育でお世話になった
新潟水辺の会の方たちに新潟から受精卵を運んできて頂きました。
今回のサケ卵埋没作業は、地域の方たちにサケを通じて千曲川の河川環境に
興味や関心を持ってもらうための取り組みであると同時に、環境教育の素材と
してサケの有効性について調べたり、自然環境下においてサケ卵の生育に
好適な環境条件を探るための実験という側面も持っています。
当日は晴天で比較的穏やかな天候だったのですが、水の中に入ると
さすがに寒く(水温は5℃程度)、最初は元気だった学生たちも、後半に
なると寒くて震えだし、なかなかに辛い作業となりました。
サケ卵は、受精から累積温度(水温×日数)が480℃でふ化します。
今回、河床に埋めた卵は、受精からの累積温度が350℃のもの
ですので、ふ化するのは来年の1月中頃になると思います。
■最初に、サケ卵を沈める地点の脇に建つ上田道と川の駅において、
今回の作業について簡単なレクチャーを受けました。暖かい日だった
こともあり、この時点では、学生たちにはまだまだ余裕がありました。
■サケ卵を育てるために用いられるバイバート・ボックス(写真中央の白色の
網かご)の下層に砂利を詰めます。
■次に、上層にサケの受精卵を詰めます。写真右下のオレンジ色のものが、
受精卵です。
■いよいよ河床に受精卵を沈める作業の開始です。川底の砂利を少し掘り、
受精卵の入ったバイバート・ボックスを埋め込んでいきます。このあたりにな
ると寒さで学生たちの顔が引きつり出しました。
■作業終了後に、新潟水辺の会の方から頂いたサケ1尾を、研究室の炊事場で
三枚におろしました。手持ちの小さなナイフでさばいたため、あまりうまくさばけ
ず。鍋にして食べた学生によると「とても美味しかった!」とのこと。
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千曲川への放流を行うことになりました。特にプロジェクト名は付けていないの
ですが、とりあえず「サケを育てよう」プロジェクトと仮称しておこうと思います。
この「サケを育てよう」プロジェクトの一環として、2012年12月16日に、
千曲川でサケの受精卵を河床に埋める作業を、ゼミ生や魚部の学生たちと
一緒に行いました。昨年度に小学校でのサケ卵・稚魚飼育でお世話になった
新潟水辺の会の方たちに新潟から受精卵を運んできて頂きました。
今回のサケ卵埋没作業は、地域の方たちにサケを通じて千曲川の河川環境に
興味や関心を持ってもらうための取り組みであると同時に、環境教育の素材と
してサケの有効性について調べたり、自然環境下においてサケ卵の生育に
好適な環境条件を探るための実験という側面も持っています。
当日は晴天で比較的穏やかな天候だったのですが、水の中に入ると
さすがに寒く(水温は5℃程度)、最初は元気だった学生たちも、後半に
なると寒くて震えだし、なかなかに辛い作業となりました。
サケ卵は、受精から累積温度(水温×日数)が480℃でふ化します。
今回、河床に埋めた卵は、受精からの累積温度が350℃のもの
ですので、ふ化するのは来年の1月中頃になると思います。
■最初に、サケ卵を沈める地点の脇に建つ上田道と川の駅において、
今回の作業について簡単なレクチャーを受けました。暖かい日だった
こともあり、この時点では、学生たちにはまだまだ余裕がありました。
■サケ卵を育てるために用いられるバイバート・ボックス(写真中央の白色の
網かご)の下層に砂利を詰めます。
■次に、上層にサケの受精卵を詰めます。写真右下のオレンジ色のものが、
受精卵です。
■いよいよ河床に受精卵を沈める作業の開始です。川底の砂利を少し掘り、
受精卵の入ったバイバート・ボックスを埋め込んでいきます。このあたりにな
ると寒さで学生たちの顔が引きつり出しました。
■作業終了後に、新潟水辺の会の方から頂いたサケ1尾を、研究室の炊事場で
三枚におろしました。手持ちの小さなナイフでさばいたため、あまりうまくさばけ
ず。鍋にして食べた学生によると「とても美味しかった!」とのこと。
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昨年度より、上田 道と川の駅で行っているカブトムシ育て隊の活動が
2年目に突入しました。隊の活動については本ブログで以前に紹介
していますので、そちらもご参照ください。
2012年10月30日に、セカンドシーズンの第1回目の活動を
行いました。今回は、これまで隊員の小学生たちが家庭で飼育
していたカブトムシの幼虫を持ち寄り、道と川の駅の敷地内に設置した
堆肥場に移す作業を行いました。
無事、堆肥場に幼虫を移した後、隊員たちと一緒に今後の
作戦について話し合いを行いました。
ファーストシーズンは、サナギになるタイミングで堆肥場内のカブトムシの
数が激減してしまったのですが、その理由について隊員たちに意見を
出してもらったところ・・・
「堆肥場の土が乾きすぎてたからじゃない?」
「敵が来て食べられたのでは?」
などなど、いろいろな意見が飛び出しました。
結局、道と川の駅の堆肥場はオープンスペースに設置されているため
堆肥場が雨で湿りすぎたり、逆に乾きすぎたりしたことが原因ではない
かと意見がまとまりました。
そこで、次回の作戦では、道と川の駅だけでなく、近くの森(カブトムシの
幼虫が本来棲んでいる環境です)にも堆肥場を設置して、幼虫の育ち具合や
生存率を比較してみることになりました。林内であれば、森の樹木たちが林冠
(林の上部の空間を意味する言葉)を覆ってくれているため、森の地面の土も
乾きにくい&湿りにくい状況が保たれるのではないかと考えています。
また、作戦の様子はこのブログで紹介していきます。
■道と川の駅の堆肥場に移された幼虫たち。親が産卵したタイミングの
違いからか、大きなものから小さなものまで、身体の大きさは様々です。
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2年目に突入しました。隊の活動については本ブログで以前に紹介
していますので、そちらもご参照ください。
2012年10月30日に、セカンドシーズンの第1回目の活動を
行いました。今回は、これまで隊員の小学生たちが家庭で飼育
していたカブトムシの幼虫を持ち寄り、道と川の駅の敷地内に設置した
堆肥場に移す作業を行いました。
無事、堆肥場に幼虫を移した後、隊員たちと一緒に今後の
作戦について話し合いを行いました。
ファーストシーズンは、サナギになるタイミングで堆肥場内のカブトムシの
数が激減してしまったのですが、その理由について隊員たちに意見を
出してもらったところ・・・
「堆肥場の土が乾きすぎてたからじゃない?」
「敵が来て食べられたのでは?」
などなど、いろいろな意見が飛び出しました。
結局、道と川の駅の堆肥場はオープンスペースに設置されているため
堆肥場が雨で湿りすぎたり、逆に乾きすぎたりしたことが原因ではない
かと意見がまとまりました。
そこで、次回の作戦では、道と川の駅だけでなく、近くの森(カブトムシの
幼虫が本来棲んでいる環境です)にも堆肥場を設置して、幼虫の育ち具合や
生存率を比較してみることになりました。林内であれば、森の樹木たちが林冠
(林の上部の空間を意味する言葉)を覆ってくれているため、森の地面の土も
乾きにくい&湿りにくい状況が保たれるのではないかと考えています。
また、作戦の様子はこのブログで紹介していきます。
■道と川の駅の堆肥場に移された幼虫たち。親が産卵したタイミングの
違いからか、大きなものから小さなものまで、身体の大きさは様々です。
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現在、水環境学ゼミでは、地域の方たちに千曲川の自然について関心を
もってもらうことをねらいとした、ミニ水族展示を、上田 道と川の駅で
行っています。
展示している水槽は、120cm水槽、60cm水槽、45cm水槽の3本です。
飼育&展示中の魚は、フナ、コイ、オイカワ、モツゴ、カマツカ、トウヨシノボリ、
ミズカマキリなど、どれも千曲川やその支流で採集されたものばかりです。
120cm水槽には、学生が作った外部濾過槽を設置しています。この濾過槽を通して
水槽の水を循環させることで、濾過槽内の微生物が水をきれいにしてくれます。
自然界において水がきれいになる仕組みとほぼ同じですね。濾過槽は、半透明の
ケースを使って作成されたため、外からでも、濾過槽の中がどのような構造になって
いるのかを見ることができます。
このミニ水族館は、8月末まで実施する予定です。興味のある方は、ぜひ道と川の
駅にお越し下さい。
■目玉の120cm水槽を設置中の学生。大きい水槽なのでなかなか水が
溜まりません。
もってもらうことをねらいとした、ミニ水族展示を、上田 道と川の駅で
行っています。
展示している水槽は、120cm水槽、60cm水槽、45cm水槽の3本です。
飼育&展示中の魚は、フナ、コイ、オイカワ、モツゴ、カマツカ、トウヨシノボリ、
ミズカマキリなど、どれも千曲川やその支流で採集されたものばかりです。
120cm水槽には、学生が作った外部濾過槽を設置しています。この濾過槽を通して
水槽の水を循環させることで、濾過槽内の微生物が水をきれいにしてくれます。
自然界において水がきれいになる仕組みとほぼ同じですね。濾過槽は、半透明の
ケースを使って作成されたため、外からでも、濾過槽の中がどのような構造になって
いるのかを見ることができます。
このミニ水族館は、8月末まで実施する予定です。興味のある方は、ぜひ道と川の
駅にお越し下さい。
■目玉の120cm水槽を設置中の学生。大きい水槽なのでなかなか水が
溜まりません。