環境教育の最近のブログ記事

今日も元気

研究室で飼育しているサケ稚魚です。ふ化から50日ほど
たちました。全長は6cmほどになりました。身体の模様も
はっきりしてきて、「いかにもサケ」という見た目になりつつ
あります。

■水槽内を泳ぐサケの稚魚たち。「あぶらびれ」(背びれと
尾びれの間にある小さなひれ)もはっきりと見えるように
なりました。
130219サケ稚魚.jpg





















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私の研究室内の水槽で飼育しているサケ稚魚の
です。ふ化から25日ほど経過しました。水温は
15℃ほどです。エサも食べるようになりました。

■サケ稚魚の写真です。活発に泳ぎ回っているため、なかなかピントが
あいません・・・。
水槽内サケ稚魚.jpg























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ふ化後22日後のサケ稚魚です。だいぶ魚らしくなってきました。
全長は3cmほどで、お腹の卵嚢はかなり小さくなりました。
エサを食べるのは卵嚢の吸収が完全に終わってからのようです
ので、エサやりをはじめるのは、1週間後くらいからではないかと
思います。

■サケっぽくなってきた(?)稚魚。私の水槽内での話ですが、受精卵からここ
までの生存率は90%ほどで、比較的飼育しやすい魚のように思います。
サケ稚魚.jpg





















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本年もよろしくお願い致します。

研究室で飼育中のサケの仔魚の写真です。水温は8℃程です。
現在、ふ化後10日目で、ふ化直後に比べるとおなかの卵嚢の
大きさが小さくなってきています。


ふ化後10日目.JPG




















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2012年12月27日、私の研究室で飼育中のサケの
発眼卵がふ化しはじめました。研究室では、野外よりも
水温が高めであるため(現在の飼育水槽の水温は10℃程)、
予定よりも少し早めのふ化になったようです。

しばらくはエサを食べずに、腹部にある卵嚢に蓄えられ
た栄養を吸収しながら成長を続けます。底から浮かび
上がって、浮遊生活を送るようになるのは(このタイミング
からエサを食べ始める)、来年の1月中頃だと思います。

■ふ化直後の仔魚です。まだ全長2cm程で、腹部に大きな
卵嚢を抱えています。
ふ化直後.JPG



















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昨年度に引き続き、今年度も地域の小学生にサケ卵・稚魚を飼育
してもらうことになりました。今回は、上田市の南小学校の4年生の
みんなが、飼育を担当します。

2012年12月17日に、サケの受精卵を飼育水槽に入れました。
廊下に設置した飼育水槽内の水温は、この日は7℃。これから
ますます寒くなると思われますので、昨年の反省を活かし(昨年
に飼育を担当してくれた立科小では、水槽の水が凍ってしまい
ましたので・・・)、ヒーターの準備もしておきました。

千曲川に沈めたサケ卵と同様に、こちらも来年の1月中頃には
ふ化すると思います。

サケの受精卵を初めて見る(イクラは見たことがあるのではないかと
思うのですが)子どもたちは大興奮でした。感想を尋ねると、
「かわいい!」「動いてる!」など大変刺激を受けた様子。また、
「なぜサケは水温が高くなると弱るの?」「サケは何を食べてるの?」
などいろんな質問が飛び出しました。

また、今年は私の研究室でもサケ卵・稚魚を育てることにしました。
こちらの模様も定期的にこのブログで報告しようと思います。

昨年度、サケ稚魚飼育用にマニュアルを作成しました。小学生向けのものと、
教員向けのものの2パターンがあります。教員向けのマニュアルには、子ども
たちに投げかけると楽しいと思う質問をいくつか記しました。学校の理科教育
や環境教育の授業にお役立て下さい。

「小学生用マニュアル」のダウンロードはこちらから
「教員用マニュアル」のダウンロードはこちらから



■南小学校の飼育水槽内に入れたサケの受精卵。うまく育ってくれることを
願っています!
水槽に入った受精卵.JPG





















■私の研究室で飼育中の受精卵です。すでに発眼しています。
サケ受精卵.JPG



















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昨年度に引き続き、今年も地域の小学生たちと一緒にサケの卵・稚魚の飼育と
千曲川への放流を行うことになりました。特にプロジェクト名は付けていないの
ですが、とりあえず「サケを育てよう」プロジェクトと仮称しておこうと思います。

この「サケを育てよう」プロジェクトの一環として、2012年12月16日に、
千曲川でサケの受精卵を河床に埋める作業を、ゼミ生や魚部の学生たちと
一緒に行いました。昨年度に小学校でのサケ卵・稚魚飼育でお世話になった
新潟水辺の会の方たちに新潟から受精卵を運んできて頂きました。

今回のサケ卵埋没作業は、地域の方たちにサケを通じて千曲川の河川環境に
興味や関心を持ってもらうための取り組みであると同時に、環境教育の素材と
してサケの有効性について調べたり、自然環境下においてサケ卵の生育に
好適な環境条件を探るための実験という側面も持っています。

当日は晴天で比較的穏やかな天候だったのですが、水の中に入ると
さすがに寒く(水温は5℃程度)、最初は元気だった学生たちも、後半に
なると寒くて震えだし、なかなかに辛い作業となりました。

サケ卵は、受精から累積温度(水温×日数)が480℃でふ化します。
今回、河床に埋めた卵は、受精からの累積温度が350℃のもの
ですので、ふ化するのは来年の1月中頃になると思います。




■最初に、サケ卵を沈める地点の脇に建つ上田道と川の駅において、
今回の作業について簡単なレクチャーを受けました。暖かい日だった
こともあり、この時点では、学生たちにはまだまだ余裕がありました。

集合.JPG





















■サケ卵を育てるために用いられるバイバート・ボックス(写真中央の白色の
網かご)の下層に砂利を詰めます。
砂利詰め.JPG





















■次に、上層にサケの受精卵を詰めます。写真右下のオレンジ色のものが、
受精卵です。
卵詰め.JPG





















■いよいよ河床に受精卵を沈める作業の開始です。川底の砂利を少し掘り、
受精卵の入ったバイバート・ボックスを埋め込んでいきます。このあたりにな
ると寒さで学生たちの顔が引きつり出しました。
埋没作業.JPG





















■作業終了後に、新潟水辺の会の方から頂いたサケ1尾を、研究室の炊事場で
三枚におろしました。手持ちの小さなナイフでさばいたため、あまりうまくさばけ
ず。鍋にして食べた学生によると「とても美味しかった!」とのこと。
三枚おろし.JPG























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昨年度より、上田 道と川の駅で行っているカブトムシ育て隊の活動が
2年目に突入しました。隊の活動については本ブログで以前に紹介
していますので、そちらもご参照ください。

2012年10月30日に、セカンドシーズンの第1回目の活動を
行いました。今回は、これまで隊員の小学生たちが家庭で飼育
していたカブトムシの幼虫を持ち寄り、道と川の駅の敷地内に設置した
堆肥場に移す作業を行いました。

無事、堆肥場に幼虫を移した後、隊員たちと一緒に今後の
作戦について話し合いを行いました。

ファーストシーズンは、サナギになるタイミングで堆肥場内のカブトムシの
数が激減してしまったのですが、その理由について隊員たちに意見を
出してもらったところ・・・

「堆肥場の土が乾きすぎてたからじゃない?」
「敵が来て食べられたのでは?」
などなど、いろいろな意見が飛び出しました。

結局、道と川の駅の堆肥場はオープンスペースに設置されているため
堆肥場が雨で湿りすぎたり、逆に乾きすぎたりしたことが原因ではない
かと意見がまとまりました。

そこで、次回の作戦では、道と川の駅だけでなく、近くの森(カブトムシの
幼虫が本来棲んでいる環境です)にも堆肥場を設置して、幼虫の育ち具合や
生存率を比較してみることになりました。林内であれば、森の樹木たちが林冠
(林の上部の空間を意味する言葉)を覆ってくれているため、森の地面の土も
乾きにくい&湿りにくい状況が保たれるのではないかと考えています。

また、作戦の様子はこのブログで紹介していきます。


■道と川の駅の堆肥場に移された幼虫たち。親が産卵したタイミングの
違いからか、大きなものから小さなものまで、身体の大きさは様々です。
カブトムシ.JPG























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2012年9月18日に、昨年度に引き続き、ゼミ生と一緒に、東御清翔高校の生徒さん
たちの東御市内の河川調査に参加してきました。生物採集や種同定のお手伝いが
主な仕事です。

今回調査した河川では、サワガニやヘビトンボ幼虫、ヒラタカゲロウ
など、水質階級I(きれいな水)を示す指標生物が多く採集されました。


■採集のお手伝いをしているゼミ生。採集された魚類はドジョウのみで、ちょっと
物足りなかった?
写真.JPG






















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現在、水環境学ゼミでは、地域の方たちに千曲川の自然について関心を
もってもらうことをねらいとした、ミニ水族展示を、上田 道と川の駅
行っています。

展示している水槽は、120cm水槽、60cm水槽、45cm水槽の3本です。
飼育&展示中の魚は、フナ、コイ、オイカワ、モツゴ、カマツカ、トウヨシノボリ、
ミズカマキリなど、どれも千曲川やその支流で採集されたものばかりです。

120cm水槽には、学生が作った外部濾過槽を設置しています。この濾過槽を通して
水槽の水を循環させることで、濾過槽内の微生物が水をきれいにしてくれます。
自然界において水がきれいになる仕組みとほぼ同じですね。濾過槽は、半透明の
ケースを使って作成されたため、外からでも、濾過槽の中がどのような構造になって
いるのかを見ることができます。

このミニ水族館は、8月末まで実施する予定です。興味のある方は、ぜひ道と川の
駅にお越し下さい。


■目玉の120cm水槽を設置中の学生。大きい水槽なのでなかなか水が
溜まりません。
IMG_0017.JPG





















■展示中の水槽たち。展示されている魚の特徴について記されたパネルも
併設しています。
IMG_0637.JPG





















■120cm水槽に設置した外部濾過槽です。
IMG_0006.JPG





















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