昨年度に引き続き、今年も地域の小学生たちと一緒にサケの卵・稚魚の飼育と
千曲川への放流を行うことになりました。特にプロジェクト名は付けていないの
ですが、とりあえず「サケを育てよう」プロジェクトと仮称しておこうと思います。
この「サケを育てよう」プロジェクトの一環として、2012年12月16日に、
千曲川でサケの受精卵を河床に埋める作業を、ゼミ生や魚部の学生たちと
一緒に行いました。昨年度に小学校でのサケ卵・稚魚飼育でお世話になった
新潟水辺の会の方たちに新潟から受精卵を運んできて頂きました。
今回のサケ卵埋没作業は、地域の方たちにサケを通じて千曲川の河川環境に
興味や関心を持ってもらうための取り組みであると同時に、環境教育の素材と
してサケの有効性について調べたり、自然環境下においてサケ卵の生育に
好適な環境条件を探るための実験という側面も持っています。
当日は晴天で比較的穏やかな天候だったのですが、水の中に入ると
さすがに寒く(水温は5℃程度)、最初は元気だった学生たちも、後半に
なると寒くて震えだし、なかなかに辛い作業となりました。
サケ卵は、受精から累積温度(水温×日数)が480℃でふ化します。
今回、河床に埋めた卵は、受精からの累積温度が350℃のもの
ですので、ふ化するのは来年の1月中頃になると思います。
■最初に、サケ卵を沈める地点の脇に建つ上田道と川の駅において、
今回の作業について簡単なレクチャーを受けました。暖かい日だった
こともあり、この時点では、学生たちにはまだまだ余裕がありました。
■サケ卵を育てるために用いられるバイバート・ボックス(写真中央の白色の
網かご)の下層に砂利を詰めます。
■次に、上層にサケの受精卵を詰めます。写真右下のオレンジ色のものが、
受精卵です。
■いよいよ河床に受精卵を沈める作業の開始です。川底の砂利を少し掘り、
受精卵の入ったバイバート・ボックスを埋め込んでいきます。このあたりにな
ると寒さで学生たちの顔が引きつり出しました。
■作業終了後に、新潟水辺の会の方から頂いたサケ1尾を、研究室の炊事場で
三枚におろしました。手持ちの小さなナイフでさばいたため、あまりうまくさばけ
ず。鍋にして食べた学生によると「とても美味しかった!」とのこと。
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千曲川への放流を行うことになりました。特にプロジェクト名は付けていないの
ですが、とりあえず「サケを育てよう」プロジェクトと仮称しておこうと思います。
この「サケを育てよう」プロジェクトの一環として、2012年12月16日に、
千曲川でサケの受精卵を河床に埋める作業を、ゼミ生や魚部の学生たちと
一緒に行いました。昨年度に小学校でのサケ卵・稚魚飼育でお世話になった
新潟水辺の会の方たちに新潟から受精卵を運んできて頂きました。
今回のサケ卵埋没作業は、地域の方たちにサケを通じて千曲川の河川環境に
興味や関心を持ってもらうための取り組みであると同時に、環境教育の素材と
してサケの有効性について調べたり、自然環境下においてサケ卵の生育に
好適な環境条件を探るための実験という側面も持っています。
当日は晴天で比較的穏やかな天候だったのですが、水の中に入ると
さすがに寒く(水温は5℃程度)、最初は元気だった学生たちも、後半に
なると寒くて震えだし、なかなかに辛い作業となりました。
サケ卵は、受精から累積温度(水温×日数)が480℃でふ化します。
今回、河床に埋めた卵は、受精からの累積温度が350℃のもの
ですので、ふ化するのは来年の1月中頃になると思います。
■最初に、サケ卵を沈める地点の脇に建つ上田道と川の駅において、
今回の作業について簡単なレクチャーを受けました。暖かい日だった
こともあり、この時点では、学生たちにはまだまだ余裕がありました。
■サケ卵を育てるために用いられるバイバート・ボックス(写真中央の白色の
網かご)の下層に砂利を詰めます。
■次に、上層にサケの受精卵を詰めます。写真右下のオレンジ色のものが、
受精卵です。
■いよいよ河床に受精卵を沈める作業の開始です。川底の砂利を少し掘り、
受精卵の入ったバイバート・ボックスを埋め込んでいきます。このあたりにな
ると寒さで学生たちの顔が引きつり出しました。
■作業終了後に、新潟水辺の会の方から頂いたサケ1尾を、研究室の炊事場で
三枚におろしました。手持ちの小さなナイフでさばいたため、あまりうまくさばけ
ず。鍋にして食べた学生によると「とても美味しかった!」とのこと。
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