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11月2日(土)に2013年度社会福祉学部デーを開催いたしました。

本年度は例年の実習やゼミ等の発表以外にも特別講演会を企画し、実施ました。

午前 9時    AO入試合格者のための「入学前学習プログラム」
  10時15分 清水貞夫先生特別講演会『東日本大震災と災害弱者の今』
  11時    福祉施設バザール
  12時    自治体・地域実習報告(「社会福祉基礎実習」ポスター発表)
  14時    研究実践等発表(口頭発表)

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長野大学社会福祉学部にて教鞭をとられていた清水貞夫先生(宮城教育大学名誉教授)による特別講演会

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自治体地域実習(2年生)のポスター発表は1年生や高校生らが聴講しました。


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それぞれの地域ごとに実習をおこなった学生たちが工夫を凝らした発表を展開しました



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教職員も聴講し、鋭い質問をしても学生たちはしっかりと応答しておりました。


学生たち、それぞれが頑張った一日でした。

社会福祉学部長 伊藤英一


長野大学社会福祉学部の2年生は、地域医療先進県である長野県における保健・医療・福祉の連携(統合)を見聞するため、県内でも有数の先進的な取り組みを展開している自治体(町・村)を夏期休業期間中に少人数グループで訪問し、それらの取り組みを体験的に学ぶ「社会福祉基礎実習」を履修します。

基礎実習における主なプログラムは以下のような内容となっています。

(1)首長(村長や町長)や関係職員から直接お話をお聴きするための講話
(2)地域における社会福祉施設や社会資源としての拠点等の見学
(3)老人デイサービスや障害者就労支援施設、老人保健施設、グループホーム、保育所などに1名、あるいは数名で配属する体験実習
(4)毎夜、宿舎での実習を振り返るミーティング
(5)最終日には地域や関係団体職員による質疑応答

この社会福祉基礎実習は国家資格取得のための実習ではありません。
ほとんどすべての学生が履修する専門導入科目、あるいは初年次教育の総まとめ的な科目であり、県内各地域の多大なるご協力を頂きながら実施しているものであり、長野大学独自の他大学でも類を見ない学びの場になっています。


本年度も夏期休業期間となり「社会福祉基礎実習」が各地ではじまりました。


2013年8月27日から29日までの3日間、8名の学生と2名の引率教員により、長野県上水内郡小川村(「にほんの里100選」「本州の臍」で有名)での実習をおこないました。


8月27日午前9時30分より、村内見学から実習がスタート。
小川村社会福祉協議会の松本副会長による挨拶の後、伊藤事務局長による村内見学が実施されました。

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小川村社会福祉協議会「サンリング」から村内見学が始まりました。

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企業センター(障害者就労支援施設B型)を見学しました。

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企業センター内に設置された共同作業所を見学しました。(個人が特定できない様に画像を加工してあります)

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小川村保育園では園長から説明を伺う事ができました。

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サンリングでは、小川村独自の高齢者福祉ハウスから見学が始まりました。

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老人デイサービスの厨房を見学しています。村内への配食サービスも実施しています。

村内見学後、伊藤博文小川村長による講話となりました。

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伊藤村長からは、小川村の歴史から、現在の人口動態などを含む状況、力を入れている子育て支援策などについて伺う事ができました。

昼食後、それぞれの配属先で実習をおこないました。

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作業所にて、利用者と一緒に箱折り&箱詰め作業をしました。(個人が特定できない様に画像を加工してあります)

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保育園では園児と一緒に運動会でおこなうリレーの練習。

夕方には宿舎へ戻りました。

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疲れなどまったく無いような学生たちと、宿舎の美味しい夕食を囲みながら。


夕食後のミーティングにて、その日におこなった実習の振り返ります。

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初日のミーティングでは、慣れないこともあり時間が掛かりますが、2日目以降は短時間で終えることができました。


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最終日の午後からは3日間の実習を振り返り、小川村社会福祉協議会松本副会長と、小川村保健センター高木主幹に同席頂き、質疑応答のための時間を設けた頂きました。

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小川村での実習を終えて、バスターミナルから長野駅へ向かうバスの前で記念撮影。

デイサービスの送迎や訪問介護に同行することで、独居老人が山奥にも居住しているという実態を垣間みることができた学生たち。
自治体(地域社会)にどのようなサービスや政策が必要となるのかを、さまざまな角度から考えることができたのではないかと思います。


小川村での基礎実習を終えた2年生は、沢山の経験をし、それぞれが福祉のイメージを描けるようになったのではないかと思います。とても良い笑顔で帰っていきました。

社会福祉学部長 伊藤英一
長野大学社会福祉学部の2年生は、地域医療先進県である長野県における保健・医療・福祉の連携(統合)を見聞するため、県内でも有数の先進的な取り組みを展開している自治体(町・村)を夏期休業期間中に少人数グループで訪問し、それらの取り組みを体験的に学ぶ「社会福祉基礎実習」を履修します。

基礎実習における主なプログラムは以下のような内容となっています。

(1)首長(村長や町長)や関係職員から直接お話をお聴きするための講話
(2)地域における社会福祉施設や社会資源としての拠点等の見学
(3)老人デイサービスや障害者就労支援施設、老人保健施設、グループホーム、保育所などに1名、あるいは数名で配属する体験実習
(4)毎夜、宿舎での実習を振り返るミーティング
(5)最終日には地域や関係団体職員による質疑応答

この社会福祉基礎実習は国家資格取得のための実習ではありません。
ほとんどすべての学生が履修する専門導入科目、あるいは初年次教育の総まとめ的な科目であり、県内各地域の多大なるご協力を頂きながら実施しているものであり、長野大学独自の他大学でも類を見ない学びの場になっています。


本年度も夏期休業期間となり「社会福祉基礎実習」が各地ではじまりました。


2013年8月20日から22日までの3日間、10名の学生と2名の引率教員により、長野県小県郡長和町(旧長門町、旧和田村)での実習をおこないました。


8/20は午後からの羽田健一郎長和町長による講話から始まりました。
行政トップの首長から直接話を頂く機会などははじめてであり、学生たちは緊張の中にも大変有意義な経験でした。その後、町内見学をおこない、翌日からの配属実習の状況を把握することができました。

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羽田健一郎長和町長による講話

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町内見学では、施設長から施設等の概要を伺った後、施設内を見学します。

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老人保健施設では特殊浴槽なども見学させて頂くことができました。

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施設内に設置されたトイレにはバリアフリーのための各種工夫が施されています。

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グループホームへの移動は、稲穂が実りつつある田んぼのあぜ道を通っていきます。

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宿舎(旧中山道にある旅館)での朝食風景。普段、朝食は食べないという学生もおりますが、実習には体力も必要であるため、しっかりと食事をしていました。

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体験実習では、施設利用者とコミュニケーションをとったり、レクリエーションを担当したりしました。(個人が特定できない様に画像を加工してあります)

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一日の終わりはミーティング(ふりかえり)で締めくくります。

学生それぞれがどのような実習計画にもとづいて学びを積み重ねることができたのか、その日のうちにまとめます。
毎日、実習先が異なるため、その日に実習をした学生から、明日実習をする学生に向けて、当該施設の概要や留意点などを申し送ります。

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緊張の連続だった実習を終えて、夕食や風呂を済ませた後のミーティング。

睡魔と戦いながら各自の実習を振り替えるのは辛いことではありますが、全員が頑張っていました。

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最終日にはそれぞれの振り返りの後、長和町職員で、なおかつ長野大学卒業生でもある先輩による質疑応答で締めくくりました。

さらに。。。

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長門牧場(長野県小県郡長和町)の美味しいアイスクリームを羽田町長から差し入れて頂きました。

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3日間の実習を終え、宿舎を後にします。

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基礎実習を実施する自治体・地域への往復は可能な限り公共交通機関を利用します。

過疎化・高齢化が進む中、地域社会にどのようなサービスや政策が必要となるのかを、さまざまな角度から見聞することが大切です。
それぞれの自治体・地域がどのような所に所在するのかを交通の便を身をもって体験することも学修の一環です。

基礎実習を終えた2年生は、沢山の事柄を吸収し、それぞれとても良い笑顔で帰っていきました。

社会福祉学部長 伊藤英一

長野大学祭初日の2012年10月20日(土曜)に、第8回社会福祉学部デーを実施いたしました。

長野大学社会福祉学部では、現場実習や教育実習、ゼミナール活動の発表の場として社会福祉学部デーを毎年この時期に開催しております。

社会福祉学部デーのプログラムとしては午前のポスター発表と、午後の口述発表、さらに地域の福祉施設によるバザール(販売)が中心となります。

 

午前9時30分から11時30分までの2時間、2年生の社会福祉基礎実習(自治体・地域実習、施設実習)の報告としてポスター発表を行いました。それぞれの自治体・地域、あるいは施設ごとに実習報告(ポスター)を作成し、それぞれの持ち時間(30分)に1年生向けの報告を行います。

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基礎実習を経験した2年生から、来年度実習へ向かう1年生への情報提供にもなっています。

 

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1年生は来年度自分たちが経験する実習の概要をつかもうと真剣です。

 

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発表者はポスターを指し示しながら自分たちの学びについて解りやすく報告します。

 

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無事に発表が終わった学生たちには満足そうな笑顔が満ちていました。

 

 

午後からは4年生による相談援助実習、精神保健福祉援助実習、卒業研究、専門ゼミナールの発表が実施されました。学会発表のように座長(進行役)やタイムキーパーなどもいます。

 

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4年生の発表者はパワーポイントを指し示しながら発表をおこないます。

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来年度、相談援助実習等に向かう2年生たちが真剣に聴いていました。

 

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質疑応答の時間も用意されており、活発に質問が投げかけられていました。

 

 

社会福祉学部デーの運営にも多くの学生が関わっています。前日には配布用資料が印刷され、学生らが手分けをして綴じていました。

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57ページもの資料を手作業で集め、1冊ずつ丁寧に綴じていきます。

 

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学生たちが手塩にかけた冊子。300冊を越える量が作られました。

 

社会福祉学部長 伊藤英一

先週の長和町に引き続き、今週は上水内郡小川村での実習の引率をしてきました。

8月28日から30日までの3日間、6名の学生と共に長野県上水内郡小川村を訪問しました。初日午前は伊藤村長による講話と施設見学を行い、午後からそれぞれの施設にて実習を開始しました。

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老人デイサービスセンターの見学(小川村社会福祉協議会サンリングにて)

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村営保育園を見学

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伊藤博文村長による講話(小川村保健センターにて)

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おひさまハウス作業所にて箱折りの体験

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ベアーの頭部を作る。
利用者さんから教えてもらいながら作成。

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どれ一つとして同じものはありません。レアな作品です。

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泊まり込みの自治体実習では食事も楽しみ。

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食事の後はミーティングが待っています。

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最終日の最後はやはりピースサイン。笑顔で帰宅します。

基礎実習(自治体実習)では、行き帰りともに公共交通機関を利用します。

信州の多くの町村は交通機関があまり便利ではありません。しかし、お年寄りや障害のある人たちなどがその住み慣れた地域で暮らしていくためには自家用車以外の交通を利用しなければならなりません。
それらの現状を知るために、自分たちで時刻表を調べ、費用を負担し、大学から自治体までを往復します。これらの経験からも学べることが沢山あります。

学生各自が前期の半年間かけて作成した実習テーマについて、どこまで納得いく学修ができてでしょうか。帰宅してからまとめることとなります。

これらの成果は最終的には社会福祉学部デーのポスター発表という形で公表されます。

社会福祉学部長 伊藤英一

長野大学社会福祉学部では、地域医療先進県である長野県における保健・医療・福祉の連携(統合)を見聞するため、県内でも有数の先進的な取り組みを展開している自治体(町・村)を訪問し、それらの取り組みを体験し、首長(村長や町長)や関係職員から直接お話をお聴きする機会を設けています。
資格取得のための実習ではありません。ほとんどすべての学生が対象となる初年次教育の総まとめ的な科目で、他大学でも類を見ない学びの場が「社会福祉基礎実習」です。

その「社会福祉基礎実習」がはじまりました。

8月21日から23日までの3日間、6名の学生と共に長野県小県郡長和町(旧長門町、旧和田村)を訪問しました。

初日は羽田健一郎長和町長の講話から始まりました。行政トップの首長から直接話を頂く機会などははじめてであり、学生たちにとっては大変有意義な経験だったと思います。その後、町内の施設見学をおこない、翌日からの配属実習の状況を把握しました。

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羽田健一郎町長による講話を聴く学生たち



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長和町にある老人保健施設での見学場面

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老人デイサービスセンター(旧・長門町)にて特殊浴槽を見学する学生たち

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老人デイサービスセンター(旧・和田村)にて浴室を見学する学生たち

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初日の町長講話、施設見学が終わり宿舎にて夕食。
やっと長い1日が終わろうとしています。

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夕食が終わったら...自由時間もほどほどにミーティングが始まります。
明日の実習に向けた事前連絡や本日のふりかえりと、学修のまとめをします。
実習記録ノートを書いていて気がつくと深夜にまでなっていることもしばしば。

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翌朝の朝食。寝不足だったりしますが、たくさん食べないと元気がでません。

さて、今日は1日丸々の実習となります。

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障害者就労支援施設にて、部品組み立てを利用者と一緒に体験したりします。

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高齢者グループホームではお茶をいれたり、食事のお世話をしたりします。

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最終日の3日目も午前中は実習を行ないます。
利用者さんたちと昼食を摂ったあと、午後1時すぎから3日間の振り返りとなります。

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たまたま執務中だった羽田町長にもわざわざお出まし頂き、記念撮影!

小さな自治体のすばらしい取り組みの状況が少しだけ学ぶことができたと思います。2年生の後学期からは、それぞれの目標に向けて専門的な学修に取り組んでいくことになります。

社会福祉学部長 伊藤英一

本日5月2日(水)、本学社会福祉学部の客員教授である三四六氏の特別講義がありました。

2年生のほとんどが履修している「社会福祉基礎実習指導」の授業において、夏季休業中に実施される「社会福祉基礎実習」に必要となる心構えを講義して頂きました。

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「モティベーション」について講義を進める三四六さん

社会福祉基礎実習指導とは、地域医療・地域保健の先進地域という長野県の特色を生かした本学独自の教育プログラムです。2001年度より開講している科目であり、福祉専門職の導入教育として、さらには教育職員など地域に貢献できる人材育成のための基礎的教育の一環として開講しています。

社会福祉基礎実習とは、夏休み中の3~4日間程度を利用し、主に県内の小規模自治体で行われている福祉サービスを10名程度の少人数で体験するプログラムです。特に、県内でも先駆的な取り組みをしている自治体の特色ある各種サービスを網羅的に見聞することを目的として、自治体ごとの小グループでの事前学習などの準備を進め、実習期間中は小グループの仲間たちと寝食をともにしながら引率教員の指導を受け、現場での体験学習を進めます。

 

1年生の時に三四六先生の講義を受講している学生たちからは質問もあり、社会や現場の厳しさを伝える中にも、和やかで、かつ学生たちへの期待も込められた良い講義だったと思います。

社会福祉学部長 伊藤英一

 

第7回 社会福祉学部デーが11月5日(土)に実施されました。

午前中は4年生による現場実習報告や教育実習報告、研究報告や、卒業生による実践報告などがありました。

午後からは2年生による自治体・地域実習(社会福祉基礎実習)報告会としてポスター発表がありました。


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発表時間前でしたが見学に来た高校生向けに説明をする学生たち

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発表時間が来ると、来年度実習にいく1年生が聴講に集まりました

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それぞれの発表ポスターの前で真剣なまなざしの1年生たち

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自分たちの実習内容を解りやすく解説する2年生たち

 

自治体・地域実習とは、地域医療先進県の長野の特色を生かした本学独自の教育システムとして2001年度より専門導入教育として実施しています。
通常、2年生の夏休み期間の3日程度を利用して、県内でも先駆的な取り組みをしている自治体の特色ある取り組み(福祉などの各種サービス)を網羅的に体験・見聞します。
2年生の前期から自治体ごとに10名以下の少人数グループで準備学習を進めます。実習期間中はそのグループの仲間たちと寝食を共にし、現場での体験学習を進めて行きます。
そして、その実習での成果をまとめ、今回の発表会となりました。

学生たちにとっては初体験の事ばかりで、不安や戸惑い、混乱などもあったと思われますが、それぞれの貴重な体験は今後の学びや進路選択において有益な原体験となることでしょう。

この発表を聴講した高校生(来年度入学予定者)から次のような感想が述べられました。
「先輩方から実習内容を伺い、机の上で学ぶだけでは分からないことがたくさんあることを学びました。社会福祉学は奥が深いんだなと感じました。私にも発表する日が来ることを思うと少し緊張します。」
入学後の学修に期待したいと思います。


社会福祉学部長 伊藤英一

 

社会福祉学部2年生は、夏休みを利用して「社会福祉基礎実習」に臨みます。
前学期「社会福祉基礎実習指導」において、10名以下の学生で構成されたグループにより、自分たちが実習する自治体の情報を収集し、実習テーマを検討し、配属先の調整などを通して事前学習を行います。


長野大学社会福祉学部では専門導入教育として、先進的な地域医療先進県としての保健・医療・福祉の連携(統合)を見聞するため、県内でも有数の先進的な取り組みを展開している自治体 (町・村)を訪問し、それらの取り組みを体験し、首長(村長や町長)や関係職員から直接お話をお聴きする機会を設けています。
資格取得のための実習ではありません。ほとんどすべての学生が対象となる初年次教育の総まとめ的で、他大学でも類を見ない学びの場が「社会福祉基礎実習」です。


8月23日から25日までの3日間、9名の学生を引率して長野県小県郡長和町(旧長門町、旧和田村)を訪問し、社会福祉基礎実習としての二泊三日を過ごしました。

初日は羽田健一郎長和町長の講話から始まりました。行政トップの首長から直接話を頂く機会など、それほど多くないことからとても有意義な経験だったと思います。その後、町内の施設見学などにより、翌日からの配属実習の状況を把握しました。


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羽田町長から講話を受ける学生たち

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町内施設を見学

二日目から三日目午前中まで、2名程度の少人数グループに別れて老人デイサービスや就労移行支援事業などの各種サービスを体験をしました。

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宿舎(旅館)の食事風景

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実習配属先にて

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最終日の反省会後に記念撮影

社会福祉学部長 伊藤英一

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「四苦八苦」を用いて講義を進める三四六客員教授

 

6月2日(木曜)の2限(10時30分~12時)に、テレビやラジオのパーソナリティなど、長野県を中心に活躍中の三四六氏(本学客員教授)による特別講義が開催されました。

特別講義は、社会福祉学部2年生の専門科目「社会福祉基礎実習指導」において、「はじめての体験実習にむけて」というテーマで行なわれました。

2年生は、夏期休業期間に実施する自治体・地域実習(地域に根ざした福祉を展開している福祉県内十数カ所の自治体・地域に学生を10名程度ずつ派遣)に向けた学修を進めています。

初めての体験や挑戦に向けた意欲の高め方や、初めての場所・地域に向かうための心構え、初めてお会いする方とのコミュニケーションの取り方などについて、三四六氏の体験談などを交えながらの講義が行なわれました。

聴講した学生の中には「本質を変えるのではなく、物事をどう捉えなおせば幸せに思えるのかを考えてみることが大切だという点に共感を覚えた」「前向きな思考により夢が叶うということを伺い、いつも後ろ向きな発言の自分を変えてみようと思った」など、夏の基礎実習に向けた課題が見えたのではないかと思います。

社会福祉学部長 伊藤英一

 

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