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11月2日(土)に2013年度社会福祉学部デーを開催いたしました。

本年度は例年の実習やゼミ等の発表以外にも特別講演会を企画し、実施ました。

午前 9時    AO入試合格者のための「入学前学習プログラム」
  10時15分 清水貞夫先生特別講演会『東日本大震災と災害弱者の今』
  11時    福祉施設バザール
  12時    自治体・地域実習報告(「社会福祉基礎実習」ポスター発表)
  14時    研究実践等発表(口頭発表)

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長野大学社会福祉学部にて教鞭をとられていた清水貞夫先生(宮城教育大学名誉教授)による特別講演会

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自治体地域実習(2年生)のポスター発表は1年生や高校生らが聴講しました。


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それぞれの地域ごとに実習をおこなった学生たちが工夫を凝らした発表を展開しました



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教職員も聴講し、鋭い質問をしても学生たちはしっかりと応答しておりました。


学生たち、それぞれが頑張った一日でした。

社会福祉学部長 伊藤英一


4月5日の入学式が終わると、新入生たちは履修ガイダンスなどの企画が目白押しでした。

4月11日から前学期授業が始まり、新入生たちも大学生としての自覚ができてきた頃かと思います。

これからの学生生活をうまくスタートするためには、新しい仲間をはやく作るのが良いと思われます。そのひとつのきっかけになればと新入生のためのオリエンテーション合宿を4月中旬に実施しています。

今年も4月19日から20日まで、大学から車で1時間弱の距離にある白樺湖畔にて合宿を開催いたしました。

朝、大学に集合した後、クラスごとにバスへ乗車。バスが山道を登りきると白樺湖に到着となります。九十九折の山道では車酔いになる学生もおりますが、なんとか会場(宿泊先)に到着。

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昼食会場ではクラスに配属されたサポータ(上級生)たちが写真撮影などによりクラスの雰囲気を和ませてくれます。

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午後からのゼミでは、まずは自己紹介からはじめます。

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KJ法を活用したプログラムでは、「福祉」の奥行きの広さを体感します。


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価値をランキングするプログラムでは、個々の大切さを実感します。

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夕食会場では写真撮影にもぎこちなさも消え、かなりリラックスしてきました。

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イブニングセッションでは、複数のプログラムを選択します。
この会場は「非言語コミュニケーション 人は見た目が9割」。楽しみながら学びます。

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翌日の朝食。遅くまで話をしていたらしい新入生たちはそれぞれ眠い目をこすりながらもがんばって食べています。

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二日目、朝のプログラム「ハラスメント研修」を受講中。
居眠りをしている学生はいません。

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二日目の2つめのプログラム。
サポータ(上級生)企画のミッションが進行中。


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二日目昼食の後、最後の企画(ふりかえり)を終えて大学へ戻ってきました。

みんな良い笑顔になっていました。
これからの大学生生活も充実したものになりそうです。

 

社会福祉学部長 伊藤英一

長野大学祭初日の2012年10月20日(土曜)に、第8回社会福祉学部デーを実施いたしました。

長野大学社会福祉学部では、現場実習や教育実習、ゼミナール活動の発表の場として社会福祉学部デーを毎年この時期に開催しております。

社会福祉学部デーのプログラムとしては午前のポスター発表と、午後の口述発表、さらに地域の福祉施設によるバザール(販売)が中心となります。

 

午前9時30分から11時30分までの2時間、2年生の社会福祉基礎実習(自治体・地域実習、施設実習)の報告としてポスター発表を行いました。それぞれの自治体・地域、あるいは施設ごとに実習報告(ポスター)を作成し、それぞれの持ち時間(30分)に1年生向けの報告を行います。

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基礎実習を経験した2年生から、来年度実習へ向かう1年生への情報提供にもなっています。

 

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1年生は来年度自分たちが経験する実習の概要をつかもうと真剣です。

 

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発表者はポスターを指し示しながら自分たちの学びについて解りやすく報告します。

 

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無事に発表が終わった学生たちには満足そうな笑顔が満ちていました。

 

 

午後からは4年生による相談援助実習、精神保健福祉援助実習、卒業研究、専門ゼミナールの発表が実施されました。学会発表のように座長(進行役)やタイムキーパーなどもいます。

 

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4年生の発表者はパワーポイントを指し示しながら発表をおこないます。

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来年度、相談援助実習等に向かう2年生たちが真剣に聴いていました。

 

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質疑応答の時間も用意されており、活発に質問が投げかけられていました。

 

 

社会福祉学部デーの運営にも多くの学生が関わっています。前日には配布用資料が印刷され、学生らが手分けをして綴じていました。

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57ページもの資料を手作業で集め、1冊ずつ丁寧に綴じていきます。

 

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学生たちが手塩にかけた冊子。300冊を越える量が作られました。

 

社会福祉学部長 伊藤英一

7月4日(水曜)、伊波敏男教授による1年生を対象とした特別講義がありました。

伊波敏男先生は上田市在住の作家で、ハンセン病回復者として数々の活動を実践されておられます。また、約10年前より社会福祉学部1年生向けにハンセン病問題を中心とした特別講義を開講され、3年前から社会福祉学部の客員教授にもご就任頂いております。

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 講義終了後、聴講していた4年生からの質問にも笑顔でお応えになられ、また学生の講義を聴く姿勢(傾聴のまなざし)についても褒めていただきました。
社会福祉や教育の専門職を目指している、彼らのこれからの学びに期待されておられました。

 

聴講した学生からは以下のような感想が述べられています。

  • ハンセン病患者とその家族が社会的な偏見や差別意識によって生きづらさを感じているという事実が印象に残りました。
  • 社会の偏見により差別されても伊波先生は多くの良き人に支えられたことに感謝されていた。
  • ハンセン病について知ること、学ぶこと、考察すること、正しい情報を選ぶことが必要だ。
  • 差別がなくなるようにハンセン病についての正しい知識を持ちたいし、家族にも伝えていきたい。
  • 日本の行ってきたハンセン病隔離政策が患者の人権を著しく損なうものであることを理解することができました。
  • 知らないことの残酷さを知りました。
  • 差別的なことを行っているのに国も国民も何も声をあげないことはおかしいと思いました。

 

社会福祉学部長 伊藤英一

 

伊波敏男先生の情報については次のwebページにあります http://www.kagiyade.com/

 

4月20日(金)から21日(土)の1泊2日、白樺湖にて新入生オリエンテーション合宿が開催されました。

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午前中にバスで移動し、昼食後、ゼミが始まります(宿舎にて)

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夕食後のイブニングセッションではそれぞれ興味のあるコーナーへ移動
(先輩からコミュニケーションエイドの使い方を教えてもらっています)

 

出発時点では参加することに気が進まないような顔をしていた新入生も、一泊二日の合宿を終えて大学に戻ってきたときにはみんな良い笑顔をしていました。

これからの4年間、仲間として助け合い、励ましあいながら学生生活をエンジョイしてもらいたいと思います。

社会福祉学部長 伊藤英一

 

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にこやかに講義を進める伊波敏男先生

 

 7月6日(水曜)の1~2限(8時50分~12時)、上田市在住の作家 伊波敏男先生(本学客員教授)による特別講義が開催されました。

 特別講義は、社会福祉学部1年生の「社会福祉の考え方」において、「ふるさとを奪われた人達」というテーマで、ハンセン病問題に関するお話しをしていただきました。

 伊波先生には、10年ほど前より本学1年生に向けてハンセン病の特別講義をお願いしております。これまでに伊波先生の特別講義を聴いた多くの卒業生が、卒業までの4年間で印象に残った学びのひとつとして、この講義を挙げています。学生たちの記憶にずっと残り続ける講義であることは、とてもすばらしいことだと思います。

 伊波先生の活動はすでに海を越えてフィリピンにまで届いています。先生のご活動については次のホームページをご参照ください。
 http://www.kagiyade.com/

特別講義を聴いた学生たちの感想を以下に記しておきます。

「伊波敏男先生の講義をきいて」
  •  差別によって未だにふるさとに帰れない人がいるが、伊波先生の自ら療養所を訪問して会話することで患者にふるさとを届けることができるという言葉が印象に残った。
  •  ハンセン病について知り、正しい知識を身につけることがとても大切だと思った。
  •  ハンセン病について学んだことをきっかけに、偏見や差別のない、人権が尊重される社会の実現のためにはどうすればよいのか深く考えたい。
  •  今回のお話で、私たちもそしてこれからの世代の人も、ハンセン病の歴史を。そしてそれに苦しんでいる人がいることを決して忘れてはいけないし、多くの人に伝えていかなければいけないと思った。
  •  伊波先生はハンセン病であったことを堂々と隠さずに生きている、本当に強い人だ。
  •  偏見や一度根付いた間違った知識の恐ろしさを知りました。


社会福祉学部長 伊藤英一

4月15~16日の2日間、白樺湖畔のホテルで社会福祉学部の新入生オリエンテーション合宿が開催されました。

初日は9時すぎの開会式終了後、バスにて大学を出発しました。ホテルにて昼食を摂った後、午後1時から各クラスごとに「福祉」の基本を学ぶゼミ1を、午後3時から2クラス合同で「価値」について学ぶゼミ2を実施しました。

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ゼミ1で発表するグループ

バイキング形式の夕食後は、自由参加のイブニングセッションに参加します。

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イブニングセッションに参加している新入生と学生サポータ(上級生)

クラスごと3~5名程度の部屋にわかれて宿泊となります。

2日目は7時に起床。朝食後の9時から研修会、その後はサポート学生による交流プログラム(クイズミッション、フォトミッション)があり、大学や教員の秘密(?)を解いたり、オリエンテーリング的な活動を実践しました。

昼食後にクラスごとにふりかえりを行ない閉会式となります。

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閉会式終了後は行きと同じくクラスごとにバスへ乗車し、大学へ戻ります。

 

緊張気味の行きとは違い、参加者の多くは笑顔がこぼれ、新しい友人たちと話が弾んでいました。

 


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大学に戻ると桜が咲いていました。

 社会福祉学部長 伊藤英一

 

初年次における社会福祉の学習の一環として、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で毎年行われている「国際福祉機器展」に行ってきました。

1年生全員が3台のバスに分乗して、片道約4時間かけて会場まで行きました。
広い会場には内外の福祉関係の492社・団体が出展しており、約20,000点の福祉機器を体感することができます。
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(会場は撮影禁止だったのでパンフレットから転載しました)

今回の見学で得た知識や体験は、これからの学びや将来の仕事にきっと役立つものになると思います!
社会福祉学部
高木潤野
6月30日に行われた伊波先生の特別講義の感想から、一部を抜粋してご紹介します。

「まだどこかでハンセン病元患者への偏見を持っている人は少なくないと思う。伊波先生が残っている人に長野(ふるさと)を届けてほしいと言っていた。そういったことで喜んでもらえるなら、ふるさとを届けてあげたいなと思った。」(Cさん・1年生)

「ハンセン病患者の生活を想像すると、心が痛む。収容される前は職についていた人もいたのに、家族や故郷から切り離されてしまった。人は社会の中でしか生きられない生き物だから、これは相当つらことだろう思う。」
「らい予防法が廃止された今も、療養所を出られない人が多い。差別と偏見が根強いからだ。私は、患者がこのような立場に置かれてしまったのは全て国の誤った政策のせいだと思っていた。しかし、伊波さんの言う通り「国民の無関心」にも原因があったのだと気付いた。「消毒や隔離が行われているが、本当にそんなに恐ろしい病気なのだろうか?」「療養所へ送られた人々はどうしているだろう」等の疑問を多くの人が抱いていたら違う道を辿っていたかもしれない。」(Rさん・1年生)

社会福祉学部 高木潤野
6月30日(水曜)の1〜2限を利用して、社会福祉学部1年生を対象とした特別講義がありました。

「社会福祉の考え方」(必須科目)の特別講師として、作家で上田市在住の伊波敏男先生をお招きいたしました。伊波先生からは、ハンセン病回復者としての貴重な体験をもとにしたお話を伺う事ができました。
伊波先生のwebページ
http://www.kagiyade.com/

講演中の伊波敏男先生

日本が過去においてハンセン病患者を隔離(差別)してきた問題について、ご自身の体験を通して語られた内容と共に「無関心でいた国民すべての責任」であるというご指摘は、学生たちの記憶にしっかりと残るはずです。
「人権」や「差別」という問題を考える良い機会となったことでしょう。

伊藤英一
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