2012年9月29日に北原大池でウシガエルの採集を行いました。
北原大池は、長野大学から車で10分ほどにある農業用のため池です。
ウシガエルは北米原産の両生類で、口に入るものなら何でも食べて
しまうため、世界でも悪名高い外来生物に位置づけられています。
日本には食用を目的に導入されたのですが、特に利用もされず、
日本各地の水域に分布を拡大しています。
現在、水環境学ゼミには、このウシガエルを駆除するために、
本来の導入目的である食材としての利用を推進してはどうかと
考えている学生がいます。今の時代に合ったウシガエルの
美味しい食べ方があれば、駆除する人や団体も増えるのでは
ないかというわけです。
北原大池の管理者の方にお話を伺ったところ、このため池は、
以前、やはり外来種のオオクチバス(ブラックバス)やブルーギルが
たくさん生息していたため、池の水を抜き、2年ほど池を干した後、
再び水を引き入れて現在に至るそうです。
現在、この池でブラックバスやブルーギルを見ることはありませんが
代わりにウシガエルが大繁殖しています。おそらく、ウシガエルの捕食者
であるブラックバスたちがいなくなったことが、このカエルの個体数が
増加したことと関係しているのではないかと思います。
ウシガエルは比較的警戒心の強いカエルで、近づくとすぐに水の中に
潜ってしまい、なかなか捕まえることができなかったのですが、今回の
調査で、ミミズの疑似餌(ワーム)を使った釣りにより、簡単に採集できる
ことがわかりました。
これからウシガエル料理の開発を、本格的に行っていく予定です。
またその模様についてはこのブログで紹介していきたいと思います。
■採集場所の北原大池です。春から夏にかけてはウシガエルのオタマジャクシ
を大量に観察することができます。水面の一部は水生植物のヒシで覆われて
いました。
■釣りにより採集されたウシガエルです。まだ大人にはなりきれていない幼体の
ようです。
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北原大池は、長野大学から車で10分ほどにある農業用のため池です。
ウシガエルは北米原産の両生類で、口に入るものなら何でも食べて
しまうため、世界でも悪名高い外来生物に位置づけられています。
日本には食用を目的に導入されたのですが、特に利用もされず、
日本各地の水域に分布を拡大しています。
現在、水環境学ゼミには、このウシガエルを駆除するために、
本来の導入目的である食材としての利用を推進してはどうかと
考えている学生がいます。今の時代に合ったウシガエルの
美味しい食べ方があれば、駆除する人や団体も増えるのでは
ないかというわけです。
北原大池の管理者の方にお話を伺ったところ、このため池は、
以前、やはり外来種のオオクチバス(ブラックバス)やブルーギルが
たくさん生息していたため、池の水を抜き、2年ほど池を干した後、
再び水を引き入れて現在に至るそうです。
現在、この池でブラックバスやブルーギルを見ることはありませんが
代わりにウシガエルが大繁殖しています。おそらく、ウシガエルの捕食者
であるブラックバスたちがいなくなったことが、このカエルの個体数が
増加したことと関係しているのではないかと思います。
ウシガエルは比較的警戒心の強いカエルで、近づくとすぐに水の中に
潜ってしまい、なかなか捕まえることができなかったのですが、今回の
調査で、ミミズの疑似餌(ワーム)を使った釣りにより、簡単に採集できる
ことがわかりました。
これからウシガエル料理の開発を、本格的に行っていく予定です。
またその模様についてはこのブログで紹介していきたいと思います。
■採集場所の北原大池です。春から夏にかけてはウシガエルのオタマジャクシ
を大量に観察することができます。水面の一部は水生植物のヒシで覆われて
いました。
■釣りにより採集されたウシガエルです。まだ大人にはなりきれていない幼体の
ようです。
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