PCの改造(フライトシミュレータ用と全方位レンダリング用)

今回、研究用にPC 2台分の強化をすることになりました。

まず「美術品の3DCG再現」のシステム開発用に使っているPCが本体、GPUの両方ともにメモリ不足になってしまいました。
現在の田中ゼミのPCでは、現在田中ゼミで新しく開発しているシステムの極端に高解像度化された画像を処理するだけのメモリが足りません


それでPCを強化することになったのですが、パソコン全体を買い直す予算が無いため、CPU、メモリ、マザーボード、それからグラフィックスボード(GPU)を買い足すことになりました。

特に、大容量の分光画像をGPU上に記憶させるために、いくつかの実験で4GBのグラフィックスメモリが必要であることが分かりました。

CPUは最新のIvyBridgeの Intel Core i7 3770Kです。
マザーボードは、GIGABYTEのZ77-D3Hというもので、Intelの最新のチップセットであるZ77を搭載しています。
しかし、ここまで来て予算が尽き果て、GPUは、安価なZOTACのGeForce 630 (4GB)となりました。
DSC_1645.JPG
















ちなみにZ77-D3HはMade in TAIWANであることが分かりました。
特に高価なマザーボードではないのですが、GIGABYTEのものは台湾製が多いですね。
DSC_1648.JPG















それでは早速、これまで使っていたレンダリング用PCからマザーボードを取り出します。もちろん、こちらのマザーボードもまだまだ使えますので、別のPCのものと組み替えて、再利用します。
DSC_1647.JPG















こちらは新しいマザーボードを組み込んだPCです。
青く光るマザーボードが美しいです。この後ケーブル類を整理してから元合った場所に設置します。
DSC_1653.JPG
















設置完了後、新しく作成した全方位照明下でCGを生成してみました。
OSがFreeBSDなのでマザーボードを変更してもOSの再インストールなどは必要ありません。

これまで容量不足でレンダリングできなかった高解像度なCGが新しいPCでは問題なく処理できています。
今回はグラボ(GPU)がローエンドなものだったので、レンダリング速度そのものは低いのですが、GPUのメモリが4GBも搭載されているため、映像の高解像度化が可能となりました。

それにしても汚い作業場です。少し片付けないと...
DSC_1657.JPG

















次は、フライトシミュレータの開発用PCです。こちらも同スペックのものに改良されます。
ただ、こちらは元々、AMD PhenomIIの比較的ハイスペックなものなのですが、それでもメモリ容量やバス速度を向上させるために、さらに改良が加えられます。
DSC_1658.JPG
















黙々と作業をするフライトシミュレータ開発担当のYR君です。
DSC_1660.JPG
















これまで実際に動作させる実機と、開発用のPCが同じだったので大変不便だったのですが、こちらのPCをフライトシミュレータ開発用に使用できるので、実機用と開発用に分けて開発ができるようになりました。
これで作業も大きく進展するのではないでしょうか。


今回の記事が面白いと思った方は以下のボタンをクリックして下さい.

 人気ブログランキングへ にほんブログ村 大学生日記ブログ ゼミ・サークルへ



このブログ記事について

このページは、田中法博ゼミナールが2012年11月 3日 18:30に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「パンフレットの撮影(フライトシミュレータや肌計測等)」です。

次のブログ記事は「大賞を受賞!優秀学生顕彰 学術分野(独立行政法人 日本学生支援機構)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

長野大学公式サイトへ