田中ゼミには,多数のコンピュータがあります.
以前はソフトウェア開発のメインの開発環境はFreeBSDというOSを使用して,計測やデモ用等で少しだけWindowsを使うというスタイルだったのですが,最近ではそうもいかなくなってきました.
様々な計測機器が増えてきたり,AR(拡張現実技術)やMR(複合現実技術)に関する研究も行い始めたし,以前よりもWindows環境が充実してきたり,Linuxの導入も少しずつ進んでいます.
そういったことから,一人で複数のコンピュータを同時に使いながら,様々な研究をするというのが田中ゼミのスタイルになってきています.
まぁ,様々なOSの勉強ができるといえば,それはそれで良いのですが...
サーバとクライアントの2台のコンピュータを同時に使ってソフトウェア開発をしている様子.
(机の周りが散らかっているとのご指摘を受けそうですが,ここでは話題の本質ではありません...と,言い訳です.申し訳ありません.)
ただ,そこで困るのがFreeBSDやらLinuxやらWindowsやらが混在してきて,それぞれのOSで専用のハードウェアを用意していると,PCがいくらあっても足りなくなってしまうことです.
予算面でも問題になりますが,環境(エコ)を考えても必要以上に多くのPCを導入するには問題があります.
そこで田中ゼミでは最近流行りの仮想コンピュータを導入しています.
これは分かりやすく言えば,ソフトウェアでコンピュータの中にコンピュータを入れてしまうという技術です.
そうするとハードウェアとしては1台のPCなのですが,事実上2台のPCとして使用することができるようになります.
こちらがその様子です.
こちらはOSがFreeBSDで動いているPCなのですが,そこにVirtualBoxと呼ばれる仮想化ソフトウェアをインストールして,そこにさらにWindows7をインストールしています.
FreeBSDの画面の中に,Windows7が入っているのが分かるでしょうか?
このように田中ゼミでは,ソフトウェアの開発環境構築についても日々苦労と工夫を繰り返しています.
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