2012年6月アーカイブ

前回に引き続き、今回も、恵みの森のため池拡張についてです。
拡張作業になかなか手こずっていて、まだ完了していません。

現在池の周りに、掘った粘土が積み上げられています。今週末は
この粘土をため池の片側に積み上げて、土手を大きくする
作業を行う予定です。

恵みの森のため池は、森に降り注いだ雨が、山肌を伝いながら
集まってくる谷筋に設置されています。この雨水をせき止めるよう
に、標高の低い側に造られた土手(伝統的な技法と同様に粘土で
造成)が、ため池のキモになっています。

そのため、この土手を高くすれば、自然とため池は大きくなるわけです。
来週こそは、(たぶん)拡張したため池の写真をアップすることができる
のではないかと思います。


拡張中のため池の写真。水深はこれまでよりも確実に深くなりました。一見する
と重機が入ったかのような光景です。もちろん、人+シャベルでの作業。
CA3I0203.JPG

















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このブログで以前に触れましたが、長野大学の敷地内にある
里山「AUN長野大学恵みの森」には、小さなため池があります。

一部では「ため池ではなく、水たまりなのではないか」とも
いわれていますが、これは断固ため池です。塩田平の伝統的な
ため池作りの技法が取り入れられており、環境教育や生態学教育
のための実習の場所として利用されています。

このため池は、私のゼミ生たちの手によって掘られたものです。
水辺の存在が、森の生物多様性にどんな影響をもたらすかを調べる
ために作ったため池なのですが、先日より、ため池をさらに拡張
するための作業が行われています。

ため池のサイズを大きくすることで、池に訪れる水生昆虫や
池周辺の動植物相に変化が見られるかを調べる予定です。

今週には完成する予定ですので(たぶん・・・)、大きくなったため池
をまたブログで紹介しますね。


■拡張のための土木作業を、今まさに行わんとするゼミ生たち。
けっこう大変な作業なので、ゼミ生たちの笑顔もどこかひきつっています。
拡張作業にのぞむゼミ生たち.JPG
















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