重要文化財のデジタルアーカイブ(円山応挙の応挙館)

東京国立博物館の庭園に円山応挙の描いた襖絵が飾られている「応挙館」と呼ばれる茶室があります。

田中ゼミでは、国立歴史民俗博物館の鈴木卓治先生との共同研究の一環でこの「応挙館」のデジタルアーカイブを行って参りました

主担当は4年生のMさんです。
今回は、日ごろの田中ゼミの技術開発の成果が試されるため大変緊張しています。

応挙館とは寛保2年(1742)に建てられたもので江戸時代の絵師・円山応挙(1733-95)が描いた襖絵が飾られています。

応挙館は貴重な文化財なのですが、今回は特別に許可をいただいて計測させていただくことができました。
通常では一般のお客さんが入れないところまで入って計測をさせていただいています。


下の写真は、応挙館内の床の間にある「円山応挙の襖絵」を撮影したものです。
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こちらは応挙館をデジタルアーカイブしているMさんの様子です。
基本的には画像計測した情報を後でコンピュータで分析して一つのデジタルアーカイブ情報に統合します。
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画像計測の他には分光放射輝度計と呼ばれる計測機とカラーチャート(色票)を用いて室内の照明環境を計測します。
こちらではMさんとTY君が共同で照明環境の計測をしています。
ちなみにMさんが手に持っているのは、小型のカラーチャートで携帯電話ではありません。
shoumei_s.jpg





















計測初日の最後に応挙の襖絵の前で計測に参加したメンバー全員で記念撮影をしました。
この日の応挙館の中は滅茶苦茶寒かったです(参加者談)。

左から東京国立博物館の村田良二先生、国立歴史民俗博物館の鈴木卓治先生、本学の田中先生、4年生のMさん、望月先生(先輩?)、3年生のTY君です。
120223kinen.jpg



















と、ここで終わらないのが田中ゼミの良いところです。
初日の計測終了後、なんと! 田中先生からホテルで計測データの処理をするように言われてしまいました。

眠いです...

ホテルで黙々と計測データを処理するM先輩です。
M_kun_shori_s.jpg





















その横では... ダウンしている方がいらっしゃいます。処理をさせている本人が... 
まだ処理は終わっていません。寝るには早いですよ。
と、初日の夜は更けていくのでした。
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このブログ記事について

このページは、田中法博ゼミナールが2012年2月26日 15:55に書いたブログ記事です。

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