国立歴史民俗博物館に訪問(デジタルアーカイブに関する共同研究)

昨日の分科会の報告記事の続きです。
2日目の分科会の会場は国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)となりました。
国立歴史民俗博物館の略称で「歴博」と呼ばれています。
上野駅から京成線で京成佐倉まで移動しました。

こちらは正面玄関です。
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約束の時間よりもかなり早く着いてしまったので、歴博の看板の前で記念撮影をしました。
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それでは、いざ中に。
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【施設の見学と研究打ち合わせ】

この日の打ち合わせでは、最初は歴博の鈴木卓治先生のこれまでの研究内容のご説明を受けました。特に興味深かったポイントは江戸時代の着物のはぎれを対象に布の反射特性に関する詳細な計測をされていたことです。

その後、研究に使用する設備や対象となる美術品の計測方法について議論しました。


こちらは正面玄関の中に入ったところですが、このあたりに我々が開発する予定の「デジタル展示システム」を設置したらどうかという話をしました。
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【展示物の見学】

研究の打ち合わせの後は、いろいろ展示品を見せていただきました。我々の研究の目的は、ここに所蔵されている文化財や美術品のデジタルアーカイブも含まれています。
「歴博」は大変広大な空間を持つ博物館ですので、すべての展示をじっくり見ていこうとすると、「まる二日間」はかかるということです。たしかに広い敷地に多数の展示物がありました。
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こちらは「妖怪」のカラクリ人形です。時間がくると顔が妖怪に変化します。
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国立歴史民俗博物館では、文化財そのものだけでなく、その時代当時の生活の様子なども詳しく紹介されていました。ここでは、文化遺産等のモノそのものというよりも、バックグランドも含んだ文化全体を展示しているという感じがします。

日本の時代ごとの様子をまとめて展示しており、第1展示室から第6展示室まであり、展示室が進むごとに時代が新しくなっていきます。

そのため当時の様子を示したような精巧な模型が多数設置されています。
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最後の第6展示室では、昭和の時代をテーマとした展示となっていました。
とりあえず、ゴジラの前で記念撮影。
こちらも昭和の時代を代表する展示物です。
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【ディスプレイパネルによる展示のサポート】


歴博で興味深かったのは、文化財等を展示している場所にディスプレイ装置による展示のサポートがなされている点です。

こういったシステムを使って、たとえば屏風に描かれている絵の一部を大きく拡大してしたりして、肉眼でみるよりもより詳細な絵の状況を確認することができます。
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またタッチパネルを使って、見たい場所に移動したり、拡大縮小したりして詳細な情報を検索することができます。
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こちらは古代の岩に書かれた文字を読むためのシステムです。特定の文字を選択すると意味や読みを表示してくれます。
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この日も国立歴史民俗博物館の鈴木卓治先生には、博物館内をご案内していただき、いろいろお世話になりました。
大変有意義な一日をご提供いただきまして、まことにありがとうございました。



※今回のブログに掲載している写真は博物館の方に、撮影可能な場所や展示物を確認しながら撮影しました。また、撮影したものも博物館側にブログ掲載が可能であることを確認しております。博物館には撮影禁止の場所や展示物が数多くありますので、ご注意ください。


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このブログ記事について

このページは、田中法博ゼミナールが2010年8月29日 17:36に書いたブログ記事です。

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