田中ゼミの学生用研究室では、httpやftp等の外部アクセス対しては基本的に プロキシ(proxy)経由でなければなりません。
本日の記事は、ここの記事でハマったトラブルの一部についてご報告です。
Ubuntu Linuxの設定をしているM先輩です。
最近のOSでは、アプリのインストールやシステムのアップデートは、ネットワーク経由で行うため
外部に接続するためには、このプロキシ設定をしなければならないことがあります。
現在、田中ゼミでは Ubuntu Linux を試験的に運用しているのですが、今回は、このプロキシの設定でハマりました。
Ubuntu では、ソフトウェアのインストールには apt やそれをGUIで使うSynapticというシステムを使うのですが、このシステムのネットワーク設定がなかなかうまくいきませんでした。
たとえば flashplugin-installer というソフトウェアをインストールしようとすると
以下のようなエラーメッセージが出て、http://archive.canonical.com へのアクセスに失敗します。
--- ここから(エラーメッセージのlog) ---
パッケージを事前設定しています ...
未選択パッケージ flashplugin-installer を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 174562 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(.../flashplugin-installer_10.1.82.76ubuntu0.10.04.2_amd64.deb から) flashplugin-installer を展開しています...
flashplugin-installer (10.1.82.76ubuntu0.10.04.2) を設定しています ...
Downloading...
--2010-09-01 17:38:42-- http://archive.canonical.com/pool/partner/a/adobe-flashplugin/adobe-flashplugin_10.1.82.76.orig.tar.gz
archive.canonical.com をDNSに問いあわせています... 91.189.88.33
archive.canonical.com|91.189.88.33|:80 に接続しています... 失敗しました: Connection timed out.
再試行しています。
--- ここまで ---
エラーメッセージ
以下は田中ゼミの学生が苦闘した様子です。
【対策1. gnomeのメニューから「ネットワーク・プロキシの設定」 (失敗)】
最初は gnome のメニューから「プロキシ」の設定をしましたが、効果がありませんでした。
ここにプロキシ設定をすると、以下のようなプロキシ関連の環境変数が設定されるようです。
http_proxy "http://プロキシサーバ:ポート番号"
【対策2. 環境変数の設定 (失敗)】
次に /etc/profile に以下のような行を追加して、bash の方で環境変数を設定しました。
export http_proxy="http://プロキシサーバ:ポート番号"
export ftp_proxy="http://プロキシサーバ:ポート番号"
を設定しましたが apt の方では一部うまくいくようになりましたが、
http://archive.canonical.comに対しては、効果なし。
【対策3. /etc/apt/apt.conf の設定 (失敗)】
次に、/etc/apt/apt.conf でプロキシの設定をしましたが、こちらも効果なし。
【対策4. wget の設定 (成功!!)】
最後に /etc/wgetrc にプロキシの設定を書き込むと、今度はやっとうまくいきました。
どうやら、Synaptic 等は プロキシに関しては wgetrc という設定ファイルしか見ていないようです。
/etc/wgetrc の設定内容
--- ここから ---
https_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/
http_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/
ftp_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/
use_proxy = on
--- ここまで ---
こちらがwgetrcに設定を書き込んでいる様子です。設定はテキストエディタ(vi)でテキストコードとして入力します。※以下の画像で長野大学のサーバ情報を書き込んでいる部分は画像処理でボカし処理をしています。
これが、その成功した結果(処理完了のメッセージ)となります。
Download done.
Flash Plugin installed.
完了のメッセージが眩しいです!
これで何とか、Ubuntu Linux で無事にネットワーク経由でソフトウェアのインストールやらアップデートができるようになりました。
しかし、まだいくつかの問題が残っています。
それらも解決していかなければならないのですが、それらも次回以降の記事で
ご報告させていただきたいと思います。
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Ubuntu Linuxの設定をしているM先輩です。
最近のOSでは、アプリのインストールやシステムのアップデートは、ネットワーク経由で行うため
外部に接続するためには、このプロキシ設定をしなければならないことがあります。
現在、田中ゼミでは Ubuntu Linux を試験的に運用しているのですが、今回は、このプロキシの設定でハマりました。
Ubuntu では、ソフトウェアのインストールには apt やそれをGUIで使うSynapticというシステムを使うのですが、このシステムのネットワーク設定がなかなかうまくいきませんでした。
たとえば flashplugin-installer というソフトウェアをインストールしようとすると
以下のようなエラーメッセージが出て、http://archive.canonical.com へのアクセスに失敗します。
--- ここから(エラーメッセージのlog) ---
パッケージを事前設定しています ...
未選択パッケージ flashplugin-installer を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 174562 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(.../flashplugin-installer_10.1.82.76ubuntu0.10.04.2_amd64.deb から) flashplugin-installer を展開しています...
flashplugin-installer (10.1.82.76ubuntu0.10.04.2) を設定しています ...
Downloading...
--2010-09-01 17:38:42-- http://archive.canonical.com/pool/partner/a/adobe-flashplugin/adobe-flashplugin_10.1.82.76.orig.tar.gz
archive.canonical.com をDNSに問いあわせています... 91.189.88.33
archive.canonical.com|91.189.88.33|:80 に接続しています... 失敗しました: Connection timed out.
再試行しています。
--- ここまで ---
エラーメッセージ
以下は田中ゼミの学生が苦闘した様子です。
【対策1. gnomeのメニューから「ネットワーク・プロキシの設定」 (失敗)】
最初は gnome のメニューから「プロキシ」の設定をしましたが、効果がありませんでした。
ここにプロキシ設定をすると、以下のようなプロキシ関連の環境変数が設定されるようです。
http_proxy "http://プロキシサーバ:ポート番号"
【対策2. 環境変数の設定 (失敗)】
次に /etc/profile に以下のような行を追加して、bash の方で環境変数を設定しました。
export http_proxy="http://プロキシサーバ:ポート番号"
export ftp_proxy="http://プロキシサーバ:ポート番号"
を設定しましたが apt の方では一部うまくいくようになりましたが、
http://archive.canonical.comに対しては、効果なし。
【対策3. /etc/apt/apt.conf の設定 (失敗)】
次に、/etc/apt/apt.conf でプロキシの設定をしましたが、こちらも効果なし。
【対策4. wget の設定 (成功!!)】
最後に /etc/wgetrc にプロキシの設定を書き込むと、今度はやっとうまくいきました。
どうやら、Synaptic 等は プロキシに関しては wgetrc という設定ファイルしか見ていないようです。
/etc/wgetrc の設定内容
--- ここから ---
https_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/
http_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/
ftp_proxy = http://プロキシサーバ名:ポート番号/
use_proxy = on
--- ここまで ---
こちらがwgetrcに設定を書き込んでいる様子です。設定はテキストエディタ(vi)でテキストコードとして入力します。※以下の画像で長野大学のサーバ情報を書き込んでいる部分は画像処理でボカし処理をしています。
これが、その成功した結果(処理完了のメッセージ)となります。
Download done.
Flash Plugin installed.
完了のメッセージが眩しいです!
これで何とか、Ubuntu Linux で無事にネットワーク経由でソフトウェアのインストールやらアップデートができるようになりました。
しかし、まだいくつかの問題が残っています。
それらも解決していかなければならないのですが、それらも次回以降の記事で
ご報告させていただきたいと思います。
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