2011年7月アーカイブ

台風が過ぎ、少しは涼しくなったかなと思ったのもつかの間、また暑い日が続いています。熱中症などに気をつけてください。

さて、本日(7/23 土曜)、社会福祉援助技術現場実習の実習報告会が開催されました。
社会福祉士養成課程の旧カリキュラム最後の実習報告会です。
次回(来年2月)から新カリキュラムである相談援助実習の実習報告会となります。


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3年生夏の前期実習と春の後期実習をまとめ、報告する学生。

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発表後、助言指導者(実習指導を担当して頂いた職員など)からコメントを頂きました

クラス毎の発表会場では他のクラスの4年生や、これから実習に向かう3年生が聴講しました。
発表者はみんな緊張した面持ちでしたが、それぞれしっかりと自分の実習を振り返り、りっぱな顔立ちで、実習で学んだ内容を報告していました。

4年生はこれから国家試験を目指し勉強を進める学生もいれば、就職活動に邁進する学生もいます。全員がそれぞれのゴールに到達することを願っています。

社会福祉学部長 伊藤英一

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にこやかに講義を進める伊波敏男先生

 

 7月6日(水曜)の1~2限(8時50分~12時)、上田市在住の作家 伊波敏男先生(本学客員教授)による特別講義が開催されました。

 特別講義は、社会福祉学部1年生の「社会福祉の考え方」において、「ふるさとを奪われた人達」というテーマで、ハンセン病問題に関するお話しをしていただきました。

 伊波先生には、10年ほど前より本学1年生に向けてハンセン病の特別講義をお願いしております。これまでに伊波先生の特別講義を聴いた多くの卒業生が、卒業までの4年間で印象に残った学びのひとつとして、この講義を挙げています。学生たちの記憶にずっと残り続ける講義であることは、とてもすばらしいことだと思います。

 伊波先生の活動はすでに海を越えてフィリピンにまで届いています。先生のご活動については次のホームページをご参照ください。
 http://www.kagiyade.com/

特別講義を聴いた学生たちの感想を以下に記しておきます。

「伊波敏男先生の講義をきいて」
  •  差別によって未だにふるさとに帰れない人がいるが、伊波先生の自ら療養所を訪問して会話することで患者にふるさとを届けることができるという言葉が印象に残った。
  •  ハンセン病について知り、正しい知識を身につけることがとても大切だと思った。
  •  ハンセン病について学んだことをきっかけに、偏見や差別のない、人権が尊重される社会の実現のためにはどうすればよいのか深く考えたい。
  •  今回のお話で、私たちもそしてこれからの世代の人も、ハンセン病の歴史を。そしてそれに苦しんでいる人がいることを決して忘れてはいけないし、多くの人に伝えていかなければいけないと思った。
  •  伊波先生はハンセン病であったことを堂々と隠さずに生きている、本当に強い人だ。
  •  偏見や一度根付いた間違った知識の恐ろしさを知りました。


社会福祉学部長 伊藤英一

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